木村善幸さんキタラでのコンサートと、晤郎さんと。
☆津軽三味線・和太鼓奏者の木村善幸さん。2012年札幌キタラでコンサート開催
2012年
キタラで行われた木村善幸さんのコンサート
その時の写真です。
日高晤郎さんが、一人語りで使用申請しても、絶対に許可しなかった札幌市。
ここは音楽ホールなので、語りにはお貸しできませんという脳みそタコレベルの回答しかできない札幌市。
ったく、札幌市め、税金払わんぞこん畜生とか思いながら、足を踏み入れたコンサートホール・キタラ。
木村善幸さんの奏でる和の音色は、そんな私の気持ちさえも一瞬で鮮明に変えていく力がある。
本来、音楽とはそういうものかもしれぬ。
神仏に、歌舞音曲を奉納したのが原点なのだろうから。
☆コンサート客席には、お忍びで日高晤郎さん
そんな2012年。
コンサート中の木村善幸さんの三味線のバチが欠けて飛んできて、私の足に当たって落ちた。
壮絶でもあった。
繊細さと迫力が同居するステージ。
終始圧倒され続けた時間と空間。
忘れられないコンサートの一つになっている。
そしてこの木村善幸さんのコンサート。
その会場に一般のお客さんに混ざって、日高晤郎さんがいらしてた。
日高晤郎さんは、どこか木村善幸さんに、ご自分を重ねてご覧になっていた節がある。
それはこの次の週、番組宛てにこのコンサートの事を手紙にして出した私への、日高晤郎さんの言葉で感じることができた。
帰路の中島公園。
街灯が優しかった。
きっと晤郎さん、この会場で「語り」をやりたかったんだろうなと見てたら、少し悲しくなった。
その時、見た風景。