ガメラ2 レギオン襲来撮影現場~その1
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☆映画撮影に求められた条件
「札幌市営地下鉄南北線に未知の危険生物多数出現。
地下鉄乗客に多数の犠牲者。
更にススキノロビンソン百貨店に巨大な植物が開花。
大規模爆発の危険があるので近隣住民に避難指示。」
こういう流れで撮影を行いますので、避難民の役として別紙記載されている時間に指定の場所に集合して下さい。
燃えましたね、私は。
これは映画内で出てきた北海道新聞。
☆避難民としての装備
記事を見た1995年11月から、色んなニュース観ながら避難民について考えた。
まずは3日間、自分の身を護れる事。
そして心身ともに健康を失わぬ事。
更に、どこでも眠れる装備でいる事。
撮影は1996年1月なので、札幌の屋外で長時間耐えねばならない。
しかも装備は、日用品で間に合わせねばならない。
天候の急変に対応できねばならない。
沈思黙考
札幌の真冬。
急な避難指示に、身の回りのものでベストな避難装備とは何か?
ぽくぽくぽくぽく、ち~ん(一休さんね)
靴は、冬用長靴、、、当然玄関にある。
服装は、冬服の上に雨ガッパ(フード付きですもちろん)
防寒のために、ガーゼマスク(当時はそんなにしてる人は居なかったなぁ)
防寒の手袋と靴下(いつも使ってるやつ)。
そして、大きめの防水ショルダーバッグ(いつも使ってるやつ)。
そのバッグの中に入れる物(以下、家にあったもの)。
懐中電灯。
ラジオ。(当時携帯電話など無いですから)
果物ナイフ。
ライター。
飲み物。
アンパン。
チョコレート。
キャラメル。
バナナ。
新聞紙2日分。
使い捨て貼るカイロ10袋。
絆創膏。
メモ帳と筆記用具。
目薬と風邪薬と(葛根湯含む)と頭痛薬(何かの時のための鎮痛剤として)
替えの靴下と下着。
タオル3枚とトイレットペーパー1ロール。
少し大きめのレジ袋5枚。
財布と現金5000円。
折り畳み傘。
どーだ、これぞ避難民という格好で、私は撮影現場の中島公園に向かったのだった。
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