GW読書~65歳から体と頭を強くするおいしい食べ方

☆楽しく取り組める長寿食についての一冊

さて久々の読書紹介です。 
ゴールデンウィークに読んだ本で、これはと思えた一冊のご紹介。

私もこの8月で60歳。
体も段々とあの頃のようには行きません、あっちもこっちもそっちもどっちも。
それで普段から、食と運動には気を付けるようにしています。

私の大好きだった祖母が、こんな事を良く言ってました。
「風邪ん神様は、食い物の神様の陰に引っ込む」
そう言いながら、病弱だった幼い私に、山菜入りのお粥を作ってくれてました。
そんな思い出が、というか思いが、今もしっかり生きてましてね。
食事には、今でも割合気を使う方だと思います、それ以外はガサツですけどね。

さて、今日ご紹介する本は、こちらの一冊。
65歳から体と頭を強くする美味しい食べ方
「若いころの比べてね、どうも肉はいけなくなったね。」とか。
「この頃、胸やけがひどくなって食後の胃腸薬は手放せないね。」とか。
「食が細くなって、もうあれだね、喰うより飲むだね。」なんて飲んべも出てくる。
こういう世代に足を突っ込んでるんです、私も。
こんな会話に違和感が無くなってきてたんですが、この一冊に出会ってふと、祖母の言葉を思い出しました。

年齢が上がり体質が変化してくると、当然、それに応じた食事も変えていかねばなりません。
体が必要とする食材も、そしてその食べ方も。
それはなんとなく分かってはいたのですが、65歳という明らかな境界線を引かれているのが本書の第一の特徴。
おいおい、私はあと5年でそのボーダーラインを越えてしまうじゃないか、ってなもんで。
65歳から体と頭を強くする美味しい食べ方

この本によると、その65歳という年齢を基準に健康を維持するための食事というモノを意識するかしないかで、その後の健康年齢も決まってくることなんです。
著者は、カリスマ管理栄養士と呼ばれている菊池真由子さん。
まず、読みやすく分かりやすい。
しかも、65歳からお薦めの食材とこの調理法が何故良いのかという事が簡単明瞭に記されてる。
メニューや食べ方は勿論ですが、それらを通して自分の体の変化を客観的に理解できるのも本書の良さだと実感できました。

この本は、7章に分かれています。
見出しは以下の通り。

●1章「65歳からは、食べ方を変えましょう」
●2章「65歳から免疫力が上がる、おいしい食べ方」
●3章「一生自分の足でスタスタ歩ける、おいしい食べ方」
●4章「65歳からバリア機能を強くする、おいしい食べ方」
●5章「65歳からスッキリやせる、おいしい食べ方」
●6章「65歳から老化にブレーキをかける、おいしい食べ方」
●7章「65歳から認知症を防ぐ、おいしい食べ方」
65歳から体と頭を強くする美味しい食べ方

65歳から食べ方を変えれば、免疫力が上がり足腰ずっと元気で居られて、お腹の機能を強化出来て、肥満解消につながって老いの進行も抑えられてボケない。
しかも、65歳前から取り組んでも良いし、仮に65歳過ぎた方でも取り組みを始めると効果があるという食生活。
お若い方は、ご両親やおじいちゃんおばあちゃんへの食事について考える切っ掛けになると思います。
65歳から体と頭を強くする美味しい食べ方

個人的に驚いたのが、65歳からは肉や魚を積極的に摂らなきゃいけないという項目でした。
実は私、55歳過ぎたころから肉食をかなり控えるようにしてましたから。
この本を読めばなるほどそれは間違いだったし、以前にザ・ピーナッツのお二人が、かなりのご高齢でいらっしゃるのに毎日ステーキを(私でもモタレル量)平気で平らげてらっしゃるのにご健康という放送を見たのですが、なるほどなるほどそういう事かと今頃納得できましたし。
ようし今日から、考えながら肉食解禁するぞと内心燃え上っておる私です。

本書のもう一つの特徴として、その食材を「美味しく」頂くという提案がされているところが良いですね。
いくら体に良くても、不味かったんじゃ続かない。
美味しく食べて効率的に栄養を摂取できる、しかも簡単な方法でという点がすごく良いです。
取り組みやすい。
ご興味ある方は是非にとお薦めします。
65歳から体と頭を強くする美味しい食べ方

65歳から体と頭を強くするおいしい食べ方
著者は管理栄養士の菊池真由子さん。
三笠書房から出て、定価税込み1540円。

「風邪ん神様は、食い物の神様の陰に引っ込む」
59歳の今、祖母の遺したその言葉の深さに、この本を読んで改めて知らされた私です。
65歳から体と頭を強くする美味しい食べ方

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