キャプテン・ハーロックを語らせてください!

☆映画版ハーロック、観るだけ時間の無駄

昨夜、映画版キャプテンハーロック(2014)を観た。
結果から言います。
サブタイトルにある通りです。
意味不明支離滅裂主人公無責任脇役適当筋書破綻。
晤郎さんがたまに仰っていましたよね、その表現をお借りして言いますね、ゴミ映画です。
ハーロック映画

まるでストーリー性を軽視したゲームの世界。
映像は確かに綺麗ですが、物語に何の魅力もない。
ハーロック映画
よくもまああの名作を、ここまで中身スカスカ見た目ド派手のカス映画に仕上げたもんだと感心してますあくまで個人の意見ですあ~スッキリした。

☆名作、テレビ版「宇宙海賊キャプテンハーロック」

一方、名作なのはテレビ版の宇宙海賊キャプテンハーロック(1978)
テレビ版 キャプテンハーロック

映画と比べてこの画質というか、絵。
テレビ版 キャプテンハーロック

ところがこちらは、ストーリーがしっかりしてました。
そして、絵が活きてました。
生きるとは?
強さとは?
優しさとは?
信念とは?
それらがしっかりと、メッセージ性を持って織り込まれてもいたんです。

オープニングの画像もそうです。
孤独でたった一人で戦うと謳いながら、ハーロックの画像はそのままに主要乗組員がスライドインし、互いに支えあう仲間の存在を示します。
テレビ版 キャプテンハーロック

☆テレビ版ハーロックを名作に仕上げた職人さんたちの存在

オープニングとエンディングの歌も秀逸なんですが、その作詞は保富康午さん。
この歌詞に私は子供のころに打たれましてね。
で、調べてみたら保富さんは「大きな古時計」の歌詞和訳をされた方なんですよね。
テレビ版 キャプテンハーロック

そしてチーフディレクターが、りん・たろうさん。
りんさんといえば、ジャングル大帝やムーミン等名作アニメのチーフディレクターを務めてきた方です。
この方が関わると、もう作品に深みが出てきて、血が通い始めます。
原作の松本零士さんは発案は凄すぎるのですが、作品を発表し続けるごとに、物語同士のつながりとか話自体が破綻してくるんですよね。
そこをこの、りん・たろうさんが名作に仕上げて行ったのだと思います。
ハーロック関連は色々あれど、名作はこのテレビ版「宇宙海賊キャプテンハーロック」のみだと、私は思っています。
やはり、りん・たろうさんの力は大きいと思います。

テレビ版 キャプテンハーロック
とにかく昭和の大人たちの、子供番組に対する制作意識の高さがうかがえますね。
大人が子供たちに本気のメッセージを込めて作った作品だからこそ、胸を打つんです。

間違っても、声優陣に人気俳優を使ってるとか、見た目がド派手なコンピューターグラフィックを何十で勝負したって駄目なんです。
そういう意味で昭和のアニメは、子供番組でありながら大人のまっすぐなメッセージを感じられるものが多かったと思いますね。

☆宇宙海賊キャプテンハーロックDVD発売

それでですね、最近知った嬉しい情報。
この秋にテレビ版の名作「宇宙海賊キャプテンハーロック」のDVDとブルーレイが、東映ビデオから発売されるというんですね。
これは嬉しかった。
キャプテンハーロックDVD発売

当時、ビデオ録画機なんて無いですからね。
一回観たっきりで、今でも心に残った映像を思い返すだけしか方法が無かった。
そっか~いよいよ販売されるのか~♪と嬉しく思ってたら、なんと東映太っ腹。
期間限定ではあるけれど、宇宙海賊キャプテンハーロックを順次無料公開してるんですね。
現在15話まで観られますので、当然観ました。
テレビ版 キャプテンハーロック

この年になっても、泣きますね。
胸打たれます。
子供二人を育て上げた今、余計に心に響きます。
やはり昭和のあの時代は、映画もアニメも、志が高かったんですね。
平成の、コンピューターグラフィックスと人気俳優を使った声優陣に頼った中身すっからかんの作品とは大違いです。

キャプテンハーロックDVD発売
この画像は、東宝ビデオのDVD販売告知ページの物です。
ああ、改めて、しあわせな子供時代を過ごせたんだなと思います。

東宝ビデオより9月13日発売予定の宇宙海賊キャプテンハーロックDVDセット。
テレビ放送分全話入って更に、映像特典封入特典復刻版第一話の台本も込みで、税込み46,000円。
この番組に育てられた昭和の子供にとっては、けして高い金額ではないのかもしれません。

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