お手頃万年筆に出会いました

☆セーラー万年筆TUZU

・三種の筆記の今

どうもですね、我が万年筆の銅角さんがすこぶる調子が悪い。
まだ10年ほどしか経っていないのに、インクの出方にムラが見られるようになったのです。
＜　私の万年筆の詳しいご紹介

ここ10年、私の三種の筆記の一角を占めていたのですが、修理が必要でしょうということで休業させることとなりました。
10000年使える筆が10年でダメになったのだから、耐久性は公表値の千分の一ということになります。

でもまあ、よく頑張ってくれました銅角。
良い修理先が見つかるまでは、そこでお休み、です。

晤郎ショーから頂いた金角や、56歳の誕生日に買った銀角はバリバリの現役で今も大活躍中！
それでさて、銅角が担当していた細字部門に空きが出て、日記がどうにも大きめの文字となりどうにも気に食わない。
文字が大きい分、たくさん書けないですから。
そこで、日記用の万年筆を捜しに、街へ出かけてきました。

・TUZU

日記用ですから安くて良いのです。
細字で安くて書きやすい、これが条件で。
それで色々試してみたのですが、あまりに安いのはまぁそれなり。

それで、ようやくピンと来たのがこちら。

セーラー万年筆のTUZUです。
本体価格4,500円。
税込みで5,000円近くになりますが、値段の割に書き味がとても良くて気に入りました。

またこのTUZUの特徴は、ペン先の向きを、自分の癖に合わせて回転させられるところ。
この良さは、買った後で分かったのですが、とにかく良い。

万年筆は、正しいインクの出る向きが決まっていますので、その正しい位置にペンを持って来なければならない筆記具。
でも分からないままに自分の癖が出て、ペン先の向きが微妙に正しくない場合、これは書き味の悪さとして感じられることになります。

でもこのTUZUは、ペン先回転機能が付いているので言葉で説明できないですが、絶妙な一体感が生まれるのです。

毎日日記を綴るので、やはり使って心地の良いものが良い。
良い買い物ができました。
私のこの筆記具の命名はまだですが、名を付けると一層愛着が湧くのでそのうち考えます。