彼岸の手紙
☆手紙葉書一区切り
10月から郵便料金がかなり上がります。
もうこうなったら年賀状じまいを兼ねて、9月の内に色々手紙などを出してしまおうと思い立ったのが今月初め。
それで今日は秋彼岸明けの日。
昨日、予定していた最後の手紙を出したところで、スッキリです。
もともと私は手紙が好きで、20歳~23歳頃は、文通友達が72名おりました。
今考えると、凄い数だと自分でも思いますが、ただあの頃はインターネット環境もスマートフォンもありませんでしたので、そう考えると、、そんなでもないか。
スマホが普及した今では、メール・X・Facebook・ラインの友達など合わせると、70名ってのも少ないほうでしょう。
そういうつながりが、あの頃の私の場合は、手紙だったのです。
なので、月に最低は72通は書いていました。
便せん一枚というのはありませんでしたね。
最低でも2枚。
多い人では10枚以上。
そんな環境から生活の場を北海道に移し、ちょっと手紙からは離れていましたが、日高晤郎ショーを聴くようになって、毎週1通手紙を書くようになって。
晤郎さんが旅立たれてからは、手紙自体に疎遠になって。
それで今月こうして投函してみると、良いものですね。パラパラと返事が返ってくる。
あの頃の72名の皆さんの消息は、今では大半が分からなくなってます。
自分では信じられない程なんですが、40年ほど前の話ですしね、引っ越しもされてることでしょうから。
それでも年に一回の年賀状でつながり続けているあの頃の友人はまだ居ます。
そういう友人から手紙として返ってきた返信には、たくさんの40年間の話が詰まっておりました。
やはり、こうした日常の手紙のやり取りは、別の味わいがありますね。
きっと晤郎さんも、こういう世界がお好きだったのに違いないでしょう。
手紙には独特の風情と文化があります。
それを今回大幅値上げする郵便局は罪だと思います。
と言うより、郵便局を民営化した奴が悪いんだろうな。
そう思う彼岸明けの朝です。