今戸橋の名場面に重ねた、日高晤郎さんの言葉

< 映画:緋牡丹博徒 お竜参上より続く

映画「緋牡丹博徒 お竜参上」での今戸橋の名場面を描いた日高晤郎さんですが。
お店のお会計の折に、その絵に近づくことが出来まして撮影しました。

そして帰宅してから、パソコンの画面で確認。
するとそこには、こう書かれておりました。

日高晤郎さんの描いた絵
もちつもたれつ
愛・逢い傘で

よける浮世

あめとかぜ

藤純子 菅原文太

しかしこれだと、七七七五調という古今和歌集からの伝統的な形から外れてしまいます。
先の言葉は、七七六五となりますから。

そこで、先ほどの写真をズームアップしますと、、、

「よける浮世」の下に、わずかに「の」の字の上の部分らしき文字が見えております。

日高晤郎さんの描いた絵

おそらくは、お店で頂いたこのサイン色紙を額装する時に、マット(作品と額縁の間に入れる余白の紙)で隠れてしまっているのだと思われます。

ですので、晤郎さんが記した歌は、おそらくこうです。


もちつもたれつ
愛・逢い傘で

よける浮世の

あめとかぜ

これで語調も語感も整いますよね。
さてさて、余談が長くなりましたが明日は本題、このサイン色紙のあるお店のご紹介です。
日高晤郎さんの描いた絵
< もうすぐ見納め、あの本店の佇まいへと続く

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