私の正月映画2026~②
< 私の正月映画2026~①より続く
☆元旦から三日にかけて
3,サマーウォーズ
さて、「男はつらいよ第一作」で、江戸~明治からの任侠道が昭和の中期にどう描かれたのかを観る事が出来た後、もう一つ気になることがありました。
それは、緋牡丹博徒お竜参上で描かれた任侠道は、もう現代には受け継がれていないのか?と言う事。
そこで「博打」「一家もしくは家族」「人情」「助け合う戦い」の四要素で検索して候補に挙がったのが、細田監督、脚本奥寺佐渡子のサマーウォーズでした。
今から16年半前の作品。
脚本の奥寺さんは、今話題の映画「国宝」の脚本を手掛けた方でして、この流れで見る我が家の正月映画三作目は、迷わずサマーウォーズに決定。
この作品の要となる人物の一人が、陣内家の栄ばあちゃん。
この方が、品があって凛としていて弱い者に優しくて、花札が強い。
それで栄ばあちゃんの声をどなたが担当したのかを見てみると、これが藤純子さん。
つまり、緋牡丹のお竜さんその人。
なるほどサマーウォーズ。
緋牡丹お竜さんの晩年は、こういう家族に囲まれて倖せでしたという風に仕上げられてるとも視える。
そしてお竜さんの博打の技が家族にも受け継がれ、孫がその技で世界を救うとも受け取れる。
現代のSFですが、真冬に観るサマーウォーズは、そういう角度で鑑賞してみて、これは味わい深かった。
穿ちすぎかもしれませんが、奥寺佐渡子さん、凄い方だと感銘を受けました。
4,マンダロリアン
これまで紹介した三作品は、すべて元旦に鑑賞しました。
そして翌日2日。
任侠道が海外作品に影響を及ぼしたという事は無いのだろうかと、サマーウォーズに至った四つの要素で調べてみたのですが分かりませんでした。
どうも、博打と言う要素を入れると、ギャンブルとかカジノ関連の映画で、あらすじを読むと任侠と言うより暴力団に近かったり、または単なる恋愛ものしか、私の調べた範囲では見当たらない。
それでは、サマーウォーズのように現代SF部門ではどうだろうかと調べてみたら、これかな?と言うものに行き当たりました。
あくまでこれは、私の個人的感想ですが。
その作品がこちら。
スターウォーズ マンダロリアン。
ジョージ・ルーカスが世界各地の神話や伝説、それと日本文化や黒澤明監督の世界に影響を受けて作り上げたのが、スターウォーズです。
正史は、1~6まで。
そのルーカスが手を引き、その世界をディズニーが買い取ったのですが、その続編など多量に作られましたがほとんどが駄作。
そんな中、ルーカスの意思をまっすぐ引き継いだのがジョン・ファヴローであり、デイブ・フィローニ。
博徒を、放浪する賞金稼ぎに置き換えれば、先の要素を全て満たすような作品、、、群。
そう。
マンダロリアンは作品群なのです。
なんでも、ディズニースターウォーズのテレビシリーズと言う事で、全3シーズンが作られています。
シーズン1が、全8話。
シーズン2が、全8話。
シーズン3が、全8話。
計24話。
観ましたよ、全部。
ところが途中、シーズン2の最終話と、シーズン3の初回の物語がつながりませんで。
変だなと思い調べてみましたら、なんとその間に、ボバ・フェットという、別のディズニースターウォーズのテレビシリーズが絡み合ってました。
そこでシーズン3の前に、ボバ・フェット全7話の内、後半の3話を観てようやく全体が分かったという次第。
つまりマンダロリアンと併せて27話を正月三箇日の2日と3日で観終わりました。
どこか時代劇でありながら、任侠道に通じるところもあり、敢えて言葉にしない哀しみもあり。
プラス、西部劇かな。
なかなかどうして、SFと言う形を借りながらも、どこか日本風な胸を打つ情の部分もキッチリ描かれていると私は感じました。
それから、萬屋錦之助さん版の子連れ狼っぽい所も多々。
いやぁ、ここまで映画(テレビシリーズ含む)三昧の正月三箇日、私にとって人生初でしたが、良かった。
晤郎さんの色紙絵から拡がった世界、十二文に満足しております。
そして今年五月には、マンダロリアンの映画が公開されるそうですね。
タイトルが、マンダロリアン&グローグー。
何でも今年の雪まつりの大雪像の一つもこれなのだとか。
この流れです。
私は、もう絶対に観に映画館へ足を運ぶと決めました。

