白川静さん字書三部作

☆娘からの誕生日の贈り物

「お父さん、プレゼント何が良い?」
娘からのその問いに「白川静さんの本」と答えた私。
それで今、手元にあるのが常用字解。
これが私にとって、初めての白川静さんの本。

白川静さん著作
時間があるときに、適当にパッと開いた場所を読み込むようにしている。
これが中々深くて面白い。
この本以降、白川さんの本を数冊購入して読んでいる。
なるほど、日高晤郎さんがあれほど推薦されていたのか、今更ながらに痛感している。

☆晤郎さんが絶賛されていた「字書三部作」

白川静さん。(※立命館大学 東洋文字文化研究所へのリンク)
元々は万葉集を研究されていた国文学者。
しかしその研究に端を発した漢字学は、白川文字学と呼ばれる独特なもの。
それは漢字の体系的成立を解明であり、漢字同士のつながりを解き明かした文字学。

白川さんのライフワークとして世に出された三冊の字書は、字書三部作として余りにも有名だし、晤郎さんが大切にされていたのもこの三部作でしたね。

三部作の内、最初に世に出されたのが字統(1984年)。
これは、漢字の字源字書。
白川静さん著作

そして次に、字訓(1987年)。
これは、日本語の語源に関する字書。
白川静さん著作

最後に、字通(1996年)。
こちらは漢字の総合字書。
白川静さん著作

これら三部作の始まり、字統が刊行されたのは1984年8月。
この時期は、ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーが3時間放送から8時間放送に移行して4ヶ月目。
これから勢いをさらに増していく日高晤郎さんの勉強の大いなる支えの一冊になったのは想像に難くない。
そういう背景も少し添えて読み進めたい。

それで私にもいよいよ時期が来た。
コロナ自粛で字書三部作貯金の目標額達成が出来た。
晤郎さんから薦められた三冊だ。
これから半年かけて、刊行順に購入して行こうと決意の次第。

改めて思う。
空に向かって決意を述べて、短い会話。
「やっぱり日本語って面白いです、晤郎さん。」

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