映画紹介~犬ヶ島
☆ディズニープラス一ヶ月契約最終日
さあ、この一ヶ月、990円で映画を見まくりましたので、大満足だったディズニープラスですが。
昨日でいよいよ契約一ヶ月となりますので、最後に何か見ようと選んだのが、犬ヶ島でした。
これはストップモーションアニメというジャンルの作品でした。
登場人物や登場生物は、粘土細工?、、人形なのです。
そして一部背景などが絵なのです。
ちなみにこの作品。
アメリカでの初公開は、日高晤郎ショー最後の日の前日、2018年3月23日。
日高晤郎さんが旅立たれて一月半経った2018年5月25日が、日本初公開日であります。
☆犬ヶ島主要人物
主人公は、小林アタリ
この子が、政治によって奪われた愛犬を探して、犬ヶ島(ごみの島である東京の夢の島みたい)に乗り込みます。
頭には、上陸の際の事故で鉄の部品が刺さったまんまです。
アタリの養父は、小林市長。
謎の犬の病が蔓延したウニ県メガ崎市の市長小林は、犬嫌いもあって、メガ崎市の犬を犬ヶ島に遺棄することを決定。
この小林市長の執事ドウモ。
思いっきり悪人のじいさん。
☆犬ヶ島主要犬
それから犬ヶ島に放棄された犬たち。
まずは小林アタリの飼い犬で、犬ヶ島に遺棄されて6ヶ月。
生死不明のスポッツ
犬ヶ島野良犬軍団の自称リーダー、チーフ
多数決でいつも負ける。
メガ市高校野球のマスコット犬だった、ボス
CMに22本出演した過去がある元タレント犬、キング
健康維持にとても気を遣う犬の、デューク
ショードッグ出身のナツメグ
犬の島であっても身だしなみが整っている
☆黒澤作品の影響がそこかしこに
完成まで6年かかったそうです。
人形を一コマ一コマ動かして撮影するストップモーションアニメですが、これは犬を本気で飼ったことのある方には、かなり沁みます。
アイコンタクトが実に良くできているし、言葉で表せない感情が見事に込められています。
まぁ、独特で近未来的な、外国人から見た不思議な日本でのお話ですが、映画ですから、これで良いと思います。
作品の精神は、見事に黒澤明さんでしょう。
途中のBGMが、黒澤映画の七人の侍だったんですよ。
優しくて過酷で切なくて。
まさか、こう泣かされるとは思いませんでした。
監督はウェス・アンダーソンさん。
作品を観終わって感動の中、監督がウェスさんだと分かり納得です。
あのグランド・ブタペスト・ホテルの監督ですから、ああ、犬ヶ島、泣かされるはずだとあとで納得。
完全に元を取った、今回のディズニープラス一ヶ月限定契約でありました。
そんなご報告も兼ねて。