ガメラ2 レギオン襲来撮影現場~その3
< ガメラ2 レギオン襲来撮影現場~その2より続いてますのよ。
こおり健太さんの縁結び・夢結びの記事が長く続いたので忘れてしまいそうだが、私は忘れてはいなかった。
札幌を舞台にした平成ガメラの撮影風景の思い出、いよいよ佳境に入るのです。
さて。
再開しますね。
☆アイアム・ア・避難民だぞコンニャロウメ( `ー´)ノ
「撮影を始めま~す!駆け足で列を乱さず、カメラに向かって避難して下さ~い。そして神社の方へ右折してしばらく走って下さ~~い」
大雪の札幌もこの日は少し気温が高く、路面の雪もいったん解けてツルツル。
そこを小走りでマンモスフラワーもどきから逃げるのだ。
「スタ~ト!」
声が掛かり、皆小走り。
気を抜くとコケる。
私の並んだ場所は、列の中間よりやや前側。
ててててててててて
そんな感じで避難民。
装備だけはいっちょ前の避難民。
ふと見ると、、、
ミニスカートの女がいる(◎_◎;)
真冬ですぞ。
避難民ですぞ。
ちょっと待て、キミは何かい?
映画に映るため目立つためという、あれかい?
ミニスカートの女は、おしゃれな靴でツルツル路面をキャアという感じで走っている。
避難民だぞ。
この寒い札幌で、歩道の雪山を背景にミニスカートで太ももみせて、おっしゃれな洋服来てメイクばっちりでかわいいバッグ腕に下げてきゃあと逃げる、、、
喰われてしまえと思った。
真剣に避難しようぜネイチャン、お前のその人生に対する姿勢では、命がいくつあっても足りねぇぜなどと思う。
目立って逃げたら怪獣の餌だぞほんとに。
しかし私は避難民。
自分の命を護るのが第一。
映画撮影とか気にするな。
若いネイチャンの太ももなんぞ眺めてる余裕なぞない、、、(‘◇’)ゞ
逃げろ逃げろ逃げろ、無事に逃げなきゃ命はない。
そうやって走ってたら、「はいおっけ~」の声。
うぉ~~、私はたとえ映らなくても、晤郎さんの在籍されていた大映映画に関わったのだ~~(≧▽≦)
ようし、あったかいラーメンでも食べて、にこにこ帰宅だ、さあ風呂だと意気揚々と帰る気持ちでいるところへ一言。
「次の撮影の準備が整うまで、最初の場所で待機されて下さ~~い。」
え?
まだ撮影あるの??
3時間待機して、撮影5分で、もう終わりじゃないの??
折から、霙(みぞれ)交じりの雨が降り出したのだった。
< ガメラ2 レギオン襲来撮影現場~その4へと続く