9年9ヶ月ぶりの身元判明
☆東日本大震災の今
「東日本大震災でお亡くなりになった方の身元が判明しました。」
そんなニュースが今日、流れた。
遺体は、2011年4月3日に金華山沖20kmのところで、海洋自衛隊が海で発見したという。
奇しくも、日高晤郎さんがお亡くなりになったのも4月3日(2018年)。
このblogで今、日高晤郎ショー 東日本大震災報道をずっとやってるけど、それもあって過去の出来事のような気がしない。
そうか、あれから9年9ヶ月経って、ようやくご遺族の許にお帰りになる事が出来たのか、お辛かったろうなと思う。
何故9年9ヶ月も掛ったのか。
一つは、あの津波が襲ったのが3月11日。
ご遺体発見はその約1ヶ月後。
損傷も激しかったのだと思う。
DNAでも、身元判明は難しかったようだ。
ではどうやって判明したのか。
それは、マッピングポインティングと言う技術らしい。
その技術とは、ご遺体発見現場から被災場所を推定する技術との事。
更に、女性のみに遺伝として受け継がれて行くミトコンドリア(もともと別の生物が繁殖能力を捨ててヒトの細胞に共生したもの)の遺伝情報を調べて今回、ご遺族が判明したというのだ。
科学の進歩はすさまじい。
唾液さえあれば、その人の人相まで復元できる現代。
時間はかかったけれど、お戻りになる事が出来て、本当に良かった。
なんでもこの被災者の方は入院中にあの大津波に襲われたらしい。
私もささやかながら、鎮魂の意味も込めて、もうしばらく日高晤郎ショー 東日本大震災報道の記事を進めていく覚悟。
忘れてはならない。
あの日の事は。
そして、あの日私達を支えて下さった日高晤郎さんの事も。
そう、強く思う。