晤郎さんファンの、八百屋のおばちゃん

☆一人暮らしの土曜日は、極楽浄土

まだ私が独り暮らしをしていた頃。
土曜日が丸ごと休みだったので、引きこもってウィークエンドバラエティ晤郎ショー三昧。
楽しかったなぁ、自分の部屋で、日高晤郎さん聴き放題。
誰にも邪魔されない。
誰も訪ねてこない(‘ω’)ノ


朝刊拾い読みとか、一週間のニューススクラップ。
それにラジオ人生講座や私の本棚に北の出会い。
これらのコーナーでは、どういう状況であれ体調であれ、絶対にラジオの前で正座して拝聴するのが私の法律。
本当に勉強になったし、先は全く見えなかったけれど、日高晤郎さんの存在が私に元気を生み出していってたあの頃。

☆晤郎さんファンの八百屋のおばちゃん

サテスタ歌謡曲は、携帯ラジオに持ち替えて私の買い物の時間。
歩いて5分の所にある八百屋さんで、二百円くらいの野菜か果物を買い求めるのが贅沢。
貧乏だったんですね、心底。
その八百屋のおばちゃん。
大音量でサテスタ歌謡曲かけてるんですね。

最初は普通に買い物してたんですけど、1ヶ月経った頃かなぁ。「晤郎ショー面白いですよね」って声かけてみたんです。
そしたら、おばちゃんニコーって笑って、「深いんだよねー晤郎さん」
もうその会話だけで意気投合。
それから土曜日のサテスタ買い物タイム、時々おまけしてくれるようになったのは嬉しかったなぁ。先週の北の出会いの感想とかおしゃべりしたりして。
おばちゃん、本当に日高晤郎さんが大好きだった。

あれから30年が過ぎた。
あの時私が住んでいたアパートも、あのおばちゃんの八百屋も、今はもう無くなっちゃったけど。
鮮明に私の中に、今も残っている。

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