晤郎さんと古本屋さん

☆第一スタジオでの会話

いつだったかなぁ、って思い出してる。
でもまだはっきり、いつだったかを思い出せていない。

日高晤郎ショーの見学に行ってたスタジオでのことだったから、そんなに途轍もなく昔っていう話ではないのだけれど。

ある時、晤郎さんから話しかけられた。
「和彦さん、本屋でのあの感覚、有るよね、確かに。、、、うん、有る」

何のことか。
つまりその放送の6日前に書いた私の手紙に記した事への、晤郎さんの短い感想というか、返信というか。
古本屋巡りが好きな私は、晤郎さんにこう手紙を書いた。

「晤郎さん、先日古本屋巡りしてて見つけました。ずっと探していた本。
不思議なことに、その日初めて入る古本屋のドアをくぐった時、感じたんです。
あ、あの本、この店にあるなって。
そして実際、この店に有ったんです。
嬉しかったです。そして晤郎さん、本好きのこういう察知能力みたいなのって、有りますよね。」

とまぁ、おおよそこんな内容を便箋2枚にまとめて。
そしたら晤郎さん、放送でその手紙を読んでくださった後に、客席の私に向かって先ほどの短い言葉を掛けてくださった。

「そして、同じ本好きの感覚として、それは良く分かります。」とも。

同じ、本好き。
こう仰ってくださったことが、とても嬉しかった。
そして、この独特の古本察知能力(てなこと、どんな専門書にも書いてありませんが)、晤郎さんもあるんだ~ってなんか嬉しかった。
晤郎さんとの、こういう損得抜きの本に関する短いやり取り、今でも宝物。

ところで晤郎さんファンの中には、私以上に本好きの方も多い。
その事自体も私には心地良かったのだが、この日その輪に私も加えてもらえた気がして、とても鮮烈に覚えてる、、、日付は忘れてしまってるけどね。
古本屋巡り

☆久々の古本屋巡り

COVID-19による外出自粛も、そろそろ1年になる。
でも今日は建国記念日。
なので万全の感染防止対策を取って、久々に古本屋巡りを決行してきました。

やはりワクワクします。
1年も行ってなければ、古本屋さんの蔵書もかなり替わってますね。

それで2軒目。
あの感覚があったんです。
「あ、この店に、探してる本がある。」

いえ決して珍しい本ではないんです。
お金出せば、アマゾンとかでも古本検索で引っかかって来る部類の本。
だけど敢えて、古本屋で運命の出会い的めぐり逢いに懸けるこの本好きとしての思い。

今日の喜び。
きっと晤郎さんにも届いたと思います。
いやもしかしたら、晤郎さんが導いてくださったのかも、なんて思ってます。

今日、出会えた本。
明日と明後日、また紹介しますね。
そう。
探してた本、実は2冊あったんですが、それがなんと一度に有ったんです。
その同じ店の、同じ本棚の同じ列に。

あ~なんて最高の一日。

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