☆「日高晤郎ショー 最後の日」スタジオの晤郎さんに触れて

前回からの続き

☆時間と共に衰弱していく晤郎さん

先にも書いたが、2時台初めの、パク・ジュニョンさんの歌う「チャラ」
そこで最後の力を絞り出した感じがする。
最後の舞台となった明日への贈り物Part3での、晤郎さんのチャラへの飛び入り。
そして、最後の晤郎ショーでの晤郎さんのチャラでの体力の消耗と、後半のカフ上げ忘れ。
それらが重なって、私の中ではパクさんのチャラは大切なものとなったのだ。

だから、、、余計なことまで申し上げるが、チャラでバカ踊りして騒ぐだけの奴はどうも好きになれぬ。

どんな思いでこの歌を晤郎さんが私たちに伝えきったのか、知らんからそうなる。
チャラの歌詞、読むと涙が出る、それは今でも。
パク・ジュニョンさん、チャラ

2時52分辺り、晤郎さんが道路交通情報終わって、別室のトイレへと移動。
トイレというのは名目で、休憩を兼ねた治療だったと思われる。
私がスタジオ内に居たわずか2時間でも、晤郎さんは見る見る衰弱されて行くのが分かった。

呼吸の浅さ。
声量の無さ。
滑舌の悪さ。
聞き取りの弱さ。
会話の齟齬。
それらが、廊下で聴いていた時間よりも明確に悪い方へと変化していくのが、私でも分かったくらいなのだ。

☆日高晤郎さんの芸人道と、澄んでいく心

間近で視た2時間の晤郎さんの、常人では不可能な状態での、あの仕事ぶり。
まず最初の1時間。そこには文字通り鬼気迫るものが在った。
次の1時間の始め、このチャラを境目に、急に歌人の歌に身を委ねるような晤郎さんの急変ぶり。
こう書くと晤郎さんは嫌がられるかもしれないが、体力の限界と、悟ったかのような清浄な心境の面持ちで、静かに歌に身を浮かべておられるようだった。
歌に耳を傾け、時折天井を見つめてはこの表情。
今生の別れを感じた私は、お別れの気持ちを込めて数葉撮影。
これも前に載せた写真。その時の写真。
歌を楽しむ晤郎さん
最初は拒否していたけれど、常連のKさんが諭して下さったお陰で、こういう形で晤郎さんとお別れが出来た私はしあわせである。

☆「日高晤郎ショー 最後の日」廊下に戻って感じた事、に続く。

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