私的・私の本棚(パンデミックに対処するために)
☆私がウィルスの怖さと不思議を知った本
25年くらい前、読んだ2冊の本がある。
タイトルは、「ホット・ゾーン」
その上下巻。
内容は、当時未知のウィルスだった致死率の高いエボラ出血熱とアメリカの戦い。
ここで私は「CDC」という組織の存在を知った。
コロナウィルスではないが、ウィルスの怖さと不思議さを知るには良い本。
未知のウィルスに対して、人類はどう立ち向かい、その正体を追い、解明し、対策を立てていくのか。
とても分かりやすい。
ドキュメンタリーなので、本当に怖い。
この本を基に、アウトブレイクという映画が後に制作された。
しかし、絶対に本の方が素晴らしい。
それとホット・ゾーン下巻は、必ず最後に「あとがき」までキッチリお読みください。
ホット・ゾーン
リチャード・プレストン著
飛鳥新社刊(1994年)
上巻下巻共に、当時1700円。、、、今では表紙も価格も変わっている可能性大。
☆その後読んだウィルス関連本3冊
ホット・ゾーン読後、これから起こりえるパンデミック(特定の感染症の、世界的大流行)に備え、たまにそういう本を購入して読んでいた。
その一冊が、これ。
感染症は世界史を動かす
岡田晴恵 著
ちくま新書 刊(2006年)
本体820円+税
そして、次に読んだ本が、これ。
隠されたパンデミック
岡田晴恵 著
幻冬舎 刊(2009年)
本体価格686円+税
それから一番遅れて、これ。
H5N1~強毒性新型インフルエンザウィルス日本上陸のシナリオ
岡田晴恵 著
幻冬舎 刊(2009年)
本体価格600円+税
著者が同年齢の研究者と言うことで親近感を感じて買っていたが、最近新型コロナ蔓延で、テレビに良く出演なさってる。
実はあの方、20年も前から今回のようなパンデミック危機の到来を訴えていたのです。
今回の大混乱の最中、是非読んでいただきたい三冊であります。
今回の、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的蔓延
正体が分からないから、怖い。
性質が分からないから、対処の方法が見えない。
大きく拡がると、「順化」といって、ウィルスが対ニンゲンへの最適化を行い感染力が増す恐れがあるので、危ない。
だからせめて。
私達一般人にできる事の一つは、ウィルスに対する理解を進め、理性によって身近な処から事態収拾に動くことなのだ。
上記の本は、(写真の表紙のバージョンは、古い物ですので絶版になっている可能性はありますが)現在インターネットで購入可能なはずです。
ウィルスという不思議な物を知るために、どれか一冊でも是非。
こんな時だからこそ、この機を利用して、是非。