日高晤郎さんは生前、番組で、CM中のスタジオで、札幌パークホテルでのトークショーで、私たちに二人のお師匠さんに対する熱い思いを良く語って下さっていました。
師を持つことで、人生がどれだけ豊かになるかも、あの静かなまなざしで染み入る様にお話しされていました。
晤郎さんがまだ細谷新吾さんだったころ、夢を一杯抱いて入社した大映。
その大映の二枚看板と謳われた偉大な役者、市川雷蔵先生と、勝新太郎先生。
まずは私が書けるだけのことを書き記して置きます。
晤郎さんは良く仰っていました。
「俺の大事な師匠なんだ。間違っても俺の前で、その名を呼び捨てで口にしないでくれ。俺にとって今でも、雷蔵先生であるし、勝先生なんだ。」と。
だからでしょうか、私もどうしても、「雷蔵先生」「勝先生」としか表記できないんです。
奇異に感じる方がいらっしゃったら謝ります。
でも、日高晤郎さんの先生だから、私はどうしても、そう表記することしかできません。
写真は、2015年1月上旬号より
今後加筆していくことになります。
そう確信があります。
きっと晤郎さんは、それを喜んでくださると思うのです。