☆皆のシュー 陰の立役者 早崎さん、ご退職に当たって

【ナレーション】
(BGM挿入)
モノづくり人づくり
【木村洋二さん】
今日は、モノづくり人づくり、このコーナーにピッタリの方をお招きしております。
セブンイレブンジャパン地区MD統括部北海道地区マーチャンダイザーの、早崎英俊さんです、どうぞよろしくお願いします。
【皆さん】
よろしくお願いします。(各々、少しバラバラに)

【木村洋二さん】
そして勿論
【みほ隊長】
はいすいませんセブンイレブン探検隊のワタクシ田付美帆もちょっと参加させていただきますよ。(息継ぎなし、一気に)
や~早崎さんこうしてお迎えできるなんて嬉しい。
あの早崎さんはですね、このセブンイレブン探検隊を十五年間育ててくれた、いうなれば親のような存在なんです。
【木村さん】
生みの親!
【みほ隊長】
そうですね、ま、今までこの十五年間まったく表には、出て来られなかったんですが、ただ探検隊はいつも早崎さんと二人三脚で支えて頂きながら歩んで来たんですよね。
【木村さん】
ちょっとあたしにしゃべらせてもらって良いですか?
(みほさん、早崎さんの笑い声)
すみません、段取り通り行きましょうね、段取り通りね。はい。
今日が、早崎英俊さん三十四年間に渡るセブンイレブン人生の最後の日なんですよ。
退職という事になります。卒業です。
このセブンイレブン探検隊と言うコーナーは十五年続けて参りましたけれども、この礎を築かれたのが早崎英俊さんなんですよね。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆日高晤郎ショーと、三ヶ月の挑戦

【みほ隊長】
もう商品開発部の方でいらっしゃるので今までも色んな番組とのコラボ商品は、早崎さんが一緒に企画して、作って来て下さったっていう事なんですね~。
【木村さん】
正直なお話、三ヶ月やってみて、駄目だったらもう辞めるかと言う話があったって言うのは?

【早崎英俊さん】
そうですねぇ~、ま~あの本当に番組をスタートさしていただくに当たって、ま、私共セブンイレブンとしてもラジオに、あのコーナーを持つというのは、あの、それまで無かった事だったんで、はい、本当に手探りで心配な部分が多くて、本当に我々がこの番組を本当に維持できるのかどうか?っていう部分の~やっぱり心配要素が多かったもんですから、まずはワンクール(※放送業界用語→番組編成の区切りとなる四半期、つまり3ヶ月の放送期間を指すらしい。ちなみに、英語ではなくフランス語との事)。ま、三ヶ月、って言うような期間を持ってスタートして行こうと、言うような事がこの~ま、スタートの前提だったんですけれど。
(「はい」とみほさん相槌。以降、みほさんの覚悟と心のこもった相槌が続くので、それは割愛)

ただあのもうラジオ、、、北海道でこのラジオにコーナーを持たさして頂くって言う大前提は、もう本当にSTVラジオさんの、まぁ、日高晤郎さんとの、まぁウィークエンドバラエティ、ここの番組の中にコーナーを持っていただきたい、まぁこれが大前提(この「大前提」の部分は強調)という事で、我々現場としては強く、まぁ要望させて頂いた、まぁそんな事が十五年前の、経緯(いきさつ)でしたね。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆晤郎さんと早崎さんの哲学

【木村さん】
モノづくりと言うのは、今月より来月を良くしていこうという気持ちが大事だと、早崎さんは仰ってたと言う。
【早崎さん】
あの実はですね、この~番組がスタートするキックオフ。
まぁ、我々関係者と日高晤郎さん。
まぁあの~、探検隊隊長初代の塩野わかこさん。
そうですね、はい、はい、そいでまぁあの~STVの関係者の幹部の方達ともキックオフの中で、あの~晤郎さんがですね、あの~「やっぱり、物作りって言うのは時間がかかる。だからあの~今週より、来週。で、来週より再来週。ま、今月より来月。ま、今年より来年。そんなに短い期間で結果は出ない。ま、だから継続する事が、その続ける事が、物凄く大事な事なんだ。ま、そういう意味では是非、末永くお付き合いさせて下さい。」っていう事を言われた。
あの~その言葉がやはり、私共の心に大きく突き刺さり、あの、そんな言葉を頂いた事が、まぁ、振り返るとこの十五年、十五周年を迎えられた、まぁそんな事なのかなぁって言うふうに理解はしております、はい。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆日高晤郎ショー 皆のシュー命名秘話

【木村さん】
結果を焦るなっていう事ですかね?
【早崎さん】
そうですね~~~~~はい。
【みほ隊長】
何事も一つの事をこう、情熱を持って続ける事の大切さって言うのは私も、晤郎さんから沢山学ばせて頂いたんですけど。
ま、早崎さんもその番組ごとの思い出があるとは思うんですが、何と言っても振り返ると、日高晤郎ショーでの一番最初のコラボ、「皆のシュー」
【早崎さん】
そうですね~はい。

【みほ隊長】
あの皆のシューって言う名前も何か切っ掛けがあったんですね?
【早崎さん】
あの~ま~実は、ま~晤郎さん番組を通じたま、コラボって言うのは我々にとっても非常に出来れば、有り難いなぁとは心の中にいつも有ったんですが。
まぁただ中々機会が無くてですね、ええ。
あの~そんな事も言い出す事も無かったんですが、番組がスタートして三年ぐらい経過した時に、その番組は~あの~行政さんと連携を取って、ご当地の牛乳を使ったシュークリーム、え~ここの商品が番組のテーマだったんですが、ま、勿論この~商品の高い評価を晤郎さんからも頂く中で、突然ですね、「いやぁセブンさん。俺にもシュークリーム作ってくれないかなぁ~」って言い出されたんですね~。
そこにこの~歌のモチーフになりました村田英雄さんの皆の衆、皆の衆って言うような歌を歌われてですね、ええ。
だから、皆の衆、、、皆のシュークリーム、、こんなの、俺にも作ってくれないかなぁ、何て言うですね。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆晤郎さんと早崎さんの絆

【みほ隊長】
ええ、凄い!
良くその場でパッと。
そのネーミングセンスもですけど。
【早崎さん】
これが、冗談なのか、本気なのか。
で、私ちょうど番組を聴いておりましたので、番組終わった後すぐに関係者の方にですね、晤郎さんの真意を(笑)訊いてほしいと。
ええ、ええ。
お訊きすると、そのあとご返事頂きまして、「是非、機会が有るんならやろうよ!」と。
そういう有り難いお言葉を頂いて。

【みほ隊長】
それがスタートだったんですね。(ええ、と早崎さん)
もうあの曲が流れただけであたし、すぐにもう皆のシュー思い出しちゃって。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆皆のシュー 10年の記録

【早崎さん】
2009年の1月のテレビ放送で、あああ、ラジオ放送でその話を頂いて、発売が2009年の6月。それが第1弾。
そっから、おかげさまで10年。
第10弾まで。
【みほ隊長】
凄い!
累計が、一千万個を超える。
すっごい事です。

【早崎さん】
皆のシューは、はい、お陰様で累計販売が一千万個と言う事で、これはあのセブンイレブンにとっても、もう途轍もない販売記録に至ったって言う状況になっていますね。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆日高晤郎ショー+セブンイレブン+カルビー

【みほ隊長】
早崎さん、皆のシューだけじゃなくてわたしビックリしたのが、そのあとに、そこからじゃがビーも誕生したじゃないですか!
【早崎さん】
そうですねーー。
【みほ隊長】
あれ、ビックリしました。
カルビーさんと、まさかのコラボレーションを。

【早崎さん】
ま、実はですね、これも今だからお話が出来るんですが。
あの~2014年、じゃがビーの第1弾が出た年って言うのは、まぁあの初代の隊長の塩野さんから、田付さんに、隊長がバトンタッチされた年なんですね。
で、2014年の6月に皆のシューの第6弾を発売させて頂いた時に、あの、発売ちょっと3日目でええ、少しあの、製造の設備の問題が起きまして、2週間ほど、ま、皆のシューをちょっと販売を休止しなきゃならない、そういった大きな事態が発生したんですね。
ええもう大変ご迷惑をねぇ、ほんとにお客様に、多くのお客様にご迷惑をお掛けした年なんですが。
で~ま~この、ま、最後は1週間ぐらい、なんとか復旧が出来ましたので、発売は継続できたんですが、で、このあと晤郎さんの方から「機会が有れば、ま、ここの部分を取り戻すってことでは無いんですが、何かもう一度やろうよ。」と言うお話を頂いて、まぁ早速、社に持ち帰りましてね、まぁ永くからお付き合いがある、ま、カルビーさんに、何か良いお知恵が無いかご相談したところ、ま、カルビーさんの本当にトップブランド、であります「じゃがビー。この商品を使って、セブンさんどうですか?」って。
探検隊とのコラボって言う事でいかがですか?と。

そういう有り難いお言葉を頂いた、いやぁ有難うございます。
日高晤郎ショー じゃがビー

【みほ隊長】
またその、晤郎さんとも言ってたんです。
その、「決して私達は、何かもう迷惑云々とかの話じゃないのに、Aプランが駄目だったら、すぐにBプランで何か出来ないかって切り替えて行くアイディアマンですので、何かじゃぁお客様にまた喜ば、、喜んでもらう事が出来ないかって、次々に戦略を考えて行かれるって凄いね」って。

【早崎さん】
そうですね~。
ま、大変なご迷惑をお掛けしたんですが、あの状況が無ければ生まれなかった商品だったかな~って思っております。
【みほ隊長】
いやぁ、そういう事になりますもんね。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆早崎さんの職人哲学

【早崎さん】
(仕事へのモットーは?と質問されて)
はい、え~、そうですね~あの~、基本的にはもう、わたくしはプラス思考ですので、あの~なんでも受け入れたいっていうような気持ちが非常に強い、まぁただ本当にあの~物作りっていうのは、やっぱり情熱ですので、あの~強い情熱を持って、ま、立ち向かっていく。
で、物、作っていくプロセスに於いては困難な事が多いんですけど、まぁその困難な事をまぁとにかく乗り切って仕上げていく。
まぁ、そんなあの~強い気持ちをいつも持ちながら、物作りをずっとやって来た、まぁそんな状況ですね~はい。

(早崎さんの人作りについての質問に答えて)
【早崎さん】
もう本当に僭越なんですけどね。
もう本当にセブンイレブン探検隊を通じて、ま、多くの事を私も学びましたし、ま、多くの方たちと出会えた事が、私にとって大きな財産だったんですけど、まぁこのあと、担う人達にお願いをしたいなぁって言う風に思っているのは、まぁお店を通じて商品って言うのはお客様にお届けしていく大前提の中で、まぁいつでも本当に正直に、う~ん、誠実に、あの謙虚に、ま、お客様の立場を忘れない、そんな姿勢を持って物作りにま、励んでもらいたいなぁって言う事を、ま、ほんとに心から、ま、祈ってる、ま、そんな状況ですね、はい。
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

☆エンディング

【みほ隊長】
ちょっとこれ、もう時間無いから言えないかもしれないんですけども~。
私あの一つだけ早崎さんって、凄いもう情熱的じゃないですか!
仕事をもう真面目なイメージですけれども、ちょっとお茶目な場面も有りまして。

あの、へっへっへ、、。
早崎さんに、私、前に隣にね居ながら間違えて電話をかけてしまったんですよ。
そしたら、着信「田付美帆」って出るじゃないですか。
で、そこの画面に田付美帆で、私じゃなくて大好きな韓国アイドルの画像を私の写真に、名前に宛てて。(早崎さん、笑い)
あれ、どういう事ですか?(笑)

【早崎さん】
いえ~~、ちょっと趣味の部分が少しそういった傾向がありますので、はい、はい。(笑)
【みほ隊長】
はい、大好きです早崎さん。
これからもあの永遠に、探検隊の名誉会長として、これからも一緒に傍に居て下さい、はい、よろしくお願いします。
【早崎さん】
こちらこそ、末永く、宜しく探検隊をお願いできればと思いますんで、宜しくお願い致します。
今日はありがとうございました、本当に。
大変お世話になりました、ありがとうございます。
【みほ隊長】
ありがとうございました。
【早崎さん】
はい、こちらこそ。
失礼致します。
よろしくお願い致します。
(スタジオ内、拍手)
日高晤郎ショー、セブンイレブン探検隊

(※途中会話が入り混じって聞き取りづらい部分があったので、早崎さんのお話中心に抽出した箇所も幾つかあります。)

(スタジオ内、拍手続く中)
【早崎さん】
いや~すみません、ありがとうございます。
(拍手フェードアウト。CMへ)

以上、皆のシュー秘話~日高晤郎さんと早崎英俊さん~全13分33秒の記録でしたm(__)m
私は日高晤郎さん版ナナコカードを二枚持ってる

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