晤郎さんを悶絶させたドリアンサイダーpart1

晤郎さんを悶絶させた飲み物がある。
その名を、ドリアンサイダーという。

当時のディレクターの大島さんが買ってみえて、晤郎ショー打ち合わせの折にみんなで飲んでみたという。
そのあとの晤郎ショー本番で、晤郎さんがドリアンサイダーの恐怖を話しておられたので、ご記憶されてる方も多いんじゃないかと思います。

☆ドリアンって、何?

原産地は、東南アジアのマレー半島。
果物の王様と呼ばれるドリアンは、栄養豊富で甘みが強い。
が、しかし、、、、くさい(◎_◎;)
異様に、臭い

ドリアン に対する画像結果

どれくらい臭いかというと、私の経験上、こう表現しよう。
真夏の東京の締め切った下宿4畳半の午後2時。
外は気温35度、湿度90%。
室温は39度。
そこにだ、5日目から路上に放置されてビニールで密封されている生ゴミ45リットル。
持ち上げたら、見事にそこが破れて中身が全部飛び散って訳の分からない汁も2畳ほどに拡がって吸い込まれてる。
ううう臭い、ううう気持ち悪い。
じゃあまず、窓を開けなきゃ!
、、、あああ、建付けが悪くて全然開かないよう!!
いかん、吐き気してきた。
一旦部屋から出よう!
、、、わわわわわ、誰だ部屋の出入り口に外から鍵をかけた奴は!!!
タスケテー!!!!

とまぁ、これくらい臭い。

☆私が一度だけドリアンを食べさせられたこと

平成元年12月、東京。
私はある専門の方面で、そこの大先生に気に入られ、ご自宅に招待されていた。

実はこの先生。
ご自分の所で私を雇いたいと望んでおられると周囲から話は伝わっていた。
とても良い雇用条件。
しかも私の特性を活かせる分野だった。

でも、正直なところ、私はやはり北海道で暮らしたかったのだ。
だって当時東京では、電波が届かずウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーは全然聴けなかったから。
だからハッキリお断りすることは決めていた。
でもまさか、北海道のラジオ番組が聴けないから先生の仕事はお引き受けできませんなどとは言えない。
私はまず、先生が雇用の話を切り出すのを待っていた。

先生には、三人の娘さんが居る。
皆さん、絵に描いたような美人さん。
その日、長女がマレーシアから一時帰国とのこと。
そして私が居るうちに、空港から長女さんが風のようにご帰宅なさったのだった。
本当に、長女さんは、一輪の花のようだった。

長女さんは私に軽く会釈をされて、先生にこう告げた。
「お土産、持ってきますね。」
そして、しばらくして先生と私の前に出されたのが、ドリアンを加工したなんらかの見た事も無い食品だったのだ。

ドリアン に対する画像結果

いいかい皆さん私はこの時、ドリアンが何者かを全く知らないのだ( `ー´)ノ。
そして目の前には偉い先生、その横には帰国したばかりの絶世とはいかないまでも、相当な美人の娘さん。
そしてその相当な美人さんがお土産として持ってきたドリアンなる物の加工品。
長女さんの話では、もう癖になるくらい美味しくて、向こうでは毎日食べているとの事。
期待しますがな、、、( `ー´)ノ
それで思いっきりパッケージ開けて、思いっきり頬張った!!
???
??????
!!!!!!!!!
く、、くっさ~~~~~い(; ・`д・´)
ほぼ噛めずに、少しエズキながら強引に飲み込んだ。
涙目になった。

☆ドリアン破談

信じられなかった。
先生も、お嬢さんも、美味しい美味しいと笑顔で召し上がってらっしゃる。
東京って、怖いようと泣きそうだった。

先生とお嬢さんが、満面の笑みで私に尋ねた。
「和彦さん、どう?美味しいでしょ」
私は何も考えず、ほぼ反射行動で返事してしまったのだった。
「これ、うんこです。」

一瞬の沈黙。
あ、やっちまったとうろたえる私。
と、先生は突然大笑いされて、そうだ確かにそうだ、いやぁごめんごめんと。
お嬢様に至っては、あ~癖がありますからね~、慣れると美味しいんですけどね~。

その後、先生は私に研究所に来ないかとお誘い下さった。
私は、他にやりたい事があるのでと丁寧に説明し、(晤郎ショーを聴きたいからとは言いませんでしたが)お断りさせていただいた。
先生は、ちょっと間をおいて、それから「あ~これはドリアン破談だな、違うもの出すべきだったなぁ」と笑って下すった。
それから数時間、私の吐息はずっとうんこ臭かった。
これじゃまるで、うんこを食べたようなものだった。

ドリアンと言えば、私はこの日に戻ってしまう。
なんだか、穏やかで、愛しくて、臭いあの日に。
しかし懐かしい思い出だなぁ。

☆ドリアンサイダー

そこで話は戻って、このblogの冒頭。

晤郎さんを悶絶させたという、ドリアンサイダー。
私は先週見つけたのだ。
大島さんが買った同じ店で。
日高晤郎さんが飲んだドリアンサイダーと同じもの
私は逃げない。
何故ならもう強烈な奴を食べてしまったのだから。
どんなに臭かろうと、晤郎さんと一緒の物を一度だけくらいなら飲んでみたいと。

というわけで、この話、続く。

< 晤郎さんを悶絶させたドリアンサイダーpart2へと続く。

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