日高晤郎ショー東日本大震災報道・14：55

☆3.12PM2：55

【晤郎さん】
で、実は、レポーターはその後者の方がとても大切で、ん～人の喜びを伝えるって言うのは、喜んでる人が自身で伝えてくれるけど、人の痛みや悲しみを伝えるって言うのは、中々易しいようで難しい。ちょっと同情的な事を言えばそれで痛みが分かったかなぁというように聞こえるかなぁっていう浅薄な考えではとてもじゃないけど伝えられないっていう。

声を出す。
勿論それは当たり前の事なんでは有るけど、声を出すだけでは伝わらないんですね。
思いを伝えるってぇのは別の声が有るはずで、その心の声と出ている肉声と、それをどう血で通い合わせるか、という作業がこれから向こう二年か一年か、あなたにとって始まるわけで、ま、色々ランラン号の中に居てそういう勉強もしてもらえれば幸いだと思います。

で、もしなにか質問でもあったら聴きたい事があったら何でも聞いてください。
うん、何に関しても僕はその手段や手法や術みたいなものは一切教えないけれど、心根みたいなもんとか了見、あるいは覚悟みたいなもんだったらいつでも教えてあげられる準備は有りますから。

中々皆聞きに来ませんけどね。
ん～なんでこんなにモノを聞きに来ないのかなと周り思うくらいホントに。
ともすりゃ感心したくなるくらいモノ聞きに来ないなぁ。
だってわずか一年や二年の仕事だよ。
そんなもん何十年もやってる奴に聞きに来れば良いじゃないか。
聞く対象じゃないのかね俺は。
「そんなことないです。」（とついさん）
何にも俺は隠した事ないからね。
何でもこの、仕事に関しては言える事・教えられる事だったら何でももう手の内隠すもんなんか一つもないからね。
術使ってないから。
うん。
芸術って言う下らんもん使ってないからね。

下らんもんって言ったら芸術家怒るかもしれないけどだいたいそれ可笑しいんだよ芸術なんてのは、他の人がさ評価するべきであって、「俺は芸術に生きるとか、芸術家だ」って言ってるのはなんかどうも笑止千万だって思うねぇ。
俺はそんな事言いたかないよ、俺は「芸」で生きます。

＜　日高晤郎ショー東日本大震災報道・14：57へと続く。

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