新型コロナワクチンの話
☆一部の現場の声
今日、COVID-19(新型コロナ)ワクチン二回目を接種するという現役の医師に話を伺った。
現役の医師なのに、接種には予約券が必要だとか。
接種後の効果はかなりあるという意見や、今後発生するであろう変異株への効果はまだ誰も解明していないだとか。
二回接種後にも抗体の基準値が下回る人も出てきているだとか。
混合ワクチンで、3回接種した人の一部に、免疫活性の急激な上昇が認められただとか。
ともかく、5月の蔓延期には、表面化していないだけでかなりの数の潜在感染者がいたはずで、どれぐらいかと言うと、和彦さんの周囲の近いところで症状の出ていない感染者はパラパラと居たはずなんです、それぐらい、急速な感染が広がったんですと。
そして開催されるオリンピック。
怖いのはCOVID-19インド型の変異株で、これは相当に感染力が強いと言われていて、まず大都市圏。
そこに拡がったなら、そんなに間を置かずに、札幌を皮切りに全道に拡散していく恐れがあるんですよね、と老医師。
だからですね、と話は続く。
例えワクチンを接種したからといって安心慢心しちゃダメなんです。
COVID-19は完全に根こそぎ抑えないと、形を変え続けてヒトの社会や生活を脅かし続けることになる。
でも、私、信じてるんです。
ニンゲンはいつか勝ちますよ。
過去、相当な命を奪い続けた結核だって、あの当時からすれば悪魔みたいなものだった、空気感染しますからね。
勝つには、ワクチンだけじゃなくて、治療薬の開発が必要なんですよね。
その治療薬。
おおよそ完成したという話が私たち医師に伝わって来ています。
ただ新薬というのは、実際に使用可能となるまでの道のりが、そこから長いんです。
今は辛抱して、マスク手洗い早寝早起き良い食事、これで基本的に乗り切るしかないんですよね。
希望は少しずつ見えてきたんじゃないかなって、私思うんです。
約40分間の老医師との会話。
みんな各自の場所で戦ってる。
やがて来る勝利の日を信じて。
そして明日、一人の歌人が、晤郎さんへの思慕をこめてステージに立つ。
これもまた、COVID-19との形を変えた戦いなのだと思う。