未明の津波警報

☆トンガの海底火山噴火で、世界中に津波

昨夜は11時に就寝。
そして今朝5時に起きてスマホのニュースを見て驚きました。
日本全土の太平洋岸に津波警報や注意報発令。
最初は頭がついて行きませんでした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

南半球にあるトンガ王国。
そのすぐ東に位置するトンガ海溝。
これはインドプレートに、南アメリカ側から移動してきている南太平洋プレートが潜り込んで出来ている海溝。
つまり、トンガには火山と地震が必然的に多くなるという日本に似た地形構造となっている。

今回、この海底にある「フンガトンガ・フンガハアパイ火山」が大噴火したという。
大噴火時刻は、日本時間15日(土曜日)13時10分。
当初気象庁は、「この火山噴火によって、日本に津波が来る危険性は少ない」と発表していた。
そして私はその日23時に就寝したという流れ。
それで今朝起きたら日本中に津波警報やら注意報やら。

ここにYahooニュースやTwitterで流れてきた画像がある。
海底火山噴火後、日本列島をトンガ側から襲ってきた気圧変化の波。
これは動画によると、帯状に太平洋側からやって来て日本海側に抜けていく様子が良く分かる。
トンガ 海底火山噴火衝撃波
まだ詳しくは分かっていないが、16日0時過ぎに奄美辺りに津波警報が発令され、そこから全国に警報や注意報が発令されて行ったという報道もある。
そしてその後、津波らしきものが、日本各地やアメリカ、そしてペルーなどに次々到達している。

「津波らしきもの」
つまり今回は、正確に表現すると津波ではないらしい。
海底火山噴火で大気中に強烈な衝撃波が発生し、それがトンガから全世界に同心円状に伝播。
その衝撃波で海水面の潮位変化が起こった、となるという。

専門家も、初めての現象ということで、今後の分析・発表が待たれる。

☆巨大噴火の恐怖

調べてみると、フンガトンガ・フンガハアパイ火山は、火山島として昨年末から噴火を繰り返していたという。
それが今回の大噴火の2日前の衛星写真では火口が完全水没。
もしかすると今回の大噴火は、マグマと海水が混ざったための水蒸気爆発だったのかもしれない。
ともあれ、「1000年に一度の大噴火」という表現も使われている。
相当な爆発的噴火で、嫌な事にこれで終息したという話はまだ一つも見かけていない。

東日本大震災で、日本に救援金を送ってくれたトンガ王国の様子も、まだ伝わって来ていない。
停電と津波で通信状況が不安定だともいう。
しかし大規模火山で怖いのは、広範囲に拡がる噴煙と火山灰だと言われている。
現地では、北海道と同じ面積に噴煙が拡がっているのが衛星で確認されている。
高熱の火山灰は通信施設などの精密機械を使用不能にするらしい。
親愛なるトンガ王国の無事と被害が最小限にとどまることをひたすら祈りたい。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

火山。
こいつは実際、私達が思っているより恐ろしいというのが、私がこの一年あれこれ本を読んで実感した感想。
噴火と言っても、普通の噴火ではない「破局噴火」と呼ばれるレベルの噴火が実際に在る。
これが起こると、今の文明はほとんど破壊されるんじゃないかと言うレバルの噴火。

これを分かり易い小説と言う形で本にした人が、石黒耀さん。
その著書「死都 日本」
一年前の正月に、たかが小説と軽い気持ちで読んで、作品中の用語や現象など分からなかったので調べてみたら、、、絵空事ではないと知らされた本。
「死都 日本」
死都 日本
今回のトンガ海底火山大噴火の本当の怖さを知るためにも、皆様にお薦めの一冊です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

独り言

前の記事

映画・ゾンビーバー
日記

次の記事

ちょっと明日は、、、