「北の国から」にみる煙草

☆煙草の時代

昨日もお伝えした通り、ドラマ「北の国から」をず~~~っと見ていた。
もう何十回も泣いたりしたのだが、ふと我に返るとこれはかなりな体力勝負だ。
ときおり、私は一体何をやってるのだとか思ったりするが、ほっといてほしい。

とうとう今、UFOが富良野の空に来たのではないかと言うあの迷シーンまでたどり着いた。
北の国からにUFO?などと一時は疑問に思ってみたりはしたが、理屈ばっかりで説明がつくことばかりだと思っていたら人生はつまらないという暗喩でもあると思う。

作品自体は本当に面白く、胸の奥にじんわり染み入ってくるので、見ていてとても充実。
やはり、良い物は良いのだ。
北の国から

ところで。

これも時代という事か。
今見てみると、凄く気になる事がある。
それは、タバコ。

まぁ大人が子供の前でタバコスパスパ。
あれ?
こう書くと「タバスコ」みたいだな、まぁいいや。

あの可愛くキレイな涼子先生(原田美枝子さん)だって学校で児童を職員室に呼んでおいて、真剣な話してるのにもうほんと生徒の目と鼻の先でタバコに火を点ける。
不倫しているお母さん(いしだあゆみさん)だって、不倫している雪子おばさん(竹下景子さん)だって、さすがに不倫はしてないだろう女弁護士(宮本信子さん)だって、スッパスパのスモーキンブギ。
男どもに至っては、はい、もう、ねぇ。

今では考えられない光景。
私は呼吸器が弱い子供だったので、もうタバコが嫌で嫌で嫌で。
それはもうこの年になってからもそう、大嫌い。
札幌でも40年ほど前は、高校生の多くが普通におおっぴらに歩きタバコしていたし、周囲も夏場に蚊取り線香不用なほどに野焼きみたいに吸ってたもんです。

この北の国からTVドラマ版に描かれてるみたいに、現代でこんな風に子供の前で吸ってたら受動喫煙、副流煙でもう大問題とかになる。
時代は変わったんだなぁとこういう映像からでも伝わって来るなぁとしみじみ。
北の国から

そう言えばね。
晤郎さんもタバコ大嫌いだったじゃないですか。
そんな晤郎さんが、勝新太郎先生に久々にお会いになった時のこと。
スーパーサンデーでしたね。

勝先生が吸ってらっしゃるタバコの煙が晤郎さんを濃く包んでいるのに、晤郎さん、嫌な顔一つされずに終始嬉しそうでした。
こんな雄弁な言葉を使わない会話って、あるんですね。
スーパーサンデーにて、勝先生と晤郎さん

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