宏観異常現象
☆最近のニュースを見て思う事
大阪湾に迷い込んだ鯨の「淀ちゃん」
引き揚げ船で紀伊水道沖に今日の午後、沈められるそうですね。
自然に還って、たくさんの海の生き物に食べられるのが、やはり一番良いのだと思います。
さて、ニュース見てるとあれこれ変なことが起きてます。
北海道沿岸では鮭よりブリが多く獲れてるだとか、深海生物のダイオウイカやリュウグウノツカイが沿岸で頻繁に目撃されてるだとか。
オホーツクから太平洋沿岸を南下する親潮も弱くなってきてるというデータもあります。
それもあって、海の様相が変わってきているのかな?
深海魚が人の目に触れる場所に出てくるということ自体が異常行動ですので、これは天変地異の前触れではないか、などと田舎者の私なんかは思ってしまうんですね。
大地震の前の動物の異常行動というのが言われていて、過去にもそんな例があちこちで見られます。
ただ大地震と動物の異常行動に関しての科学的根拠は無く、単なる偶然とも言われています。
☆安政の地震とナマズ
ペリーが来た幕末のあたり。
日本各地を大きな地震が襲いました。
主に1854年からの一年間に頻発した地震群を、安政の大地震と呼ぶようです。
これ以前から江戸では、地震は地下に眠る巨大な鯰が暴れて起きるものという考えが流行していました。
どうも大鯰の本体は、茨城県の鹿島神宮あたりにあって、それを要石と呼ばれる地鎮や結界の作用を持つ石が抑えているという信仰にも似た考え。
なのでこのように、安政の大地震後は、鯰絵が流行ったそうです。
中には、大地震起こして皆さんに迷惑かけてごめんねという鯰謝罪の絵も作られたとのことです。
一説には、安政の大地震の前触れとして実際に、飼われていた鯰が大騒動しだしたという記述も残っているそうで、まぁこれは言ったもん勝ちみたいな感じかもしれませんが、そのあたりの名残で、大地震の前は鯰に異変が起こるとなり、やがては動物の異常行動という形に伝わって行ったのかもしれません。
だからといって、ただの伝承かというと、必ずしもそうは言いきれない部分も残っています。
何より動物は動物独特の知覚があり、極端な天変地異さえある程度事前に察知できてるんじゃないかという話もあちこちで上がっていますので、私は常に今日もを持って耳を澄ましているんです。
もしかしたら、、、なんて思いもありまして。
☆宏観異常現象
大地震の前触れとして、そのような動物の異常行動をはじめ、いろいろ起こってくる関連の現象を、宏観(こうかん)異常現象と呼びます。
2018年の胆振東部地震の時、私は娘と道南の大沼国定公園を旅していました。
前日の朝には、20世紀最強クラスの平成30年台風21号が北海道の日本海側をかすめるように通過しており、このコースは台風の回転運動の関係で最悪コース。被害もかなり出てました。
台風が去った夜。
ホテルの窓からかなりの数の稲光らしきものが長時間見えていました。
部屋の明かりを消して娘と雷光見物。
あ、また光った。
お、今度のは激しい。
今のは長かったね。
そんな会話を重ねながら。
時間と共に段々大沼から遠ざかる雷光らしきもの。
1時間だったか2時間だったか、まだ森の向こう側が時折光ってました。
娘から「あの光、今どのへんで光ってるの?」と問われ、手元にあったシルバーコンパス(オリエンテーリングなどで使う磁石)で調べて「日高の方面だね」
(写真はフリー画像からの引用です)
その2時間後あたりに胆振東部地震が発生したのです。
もしかすると、あれも宏観異常現象だったのかもなどと思っています。
毎日のニュースや、身近な生活環境の変化。
これらにこれからも少し、心を傾けていくつもりです。
さて、淀ちゃんは無事に眠る場所に着いたのだろうか?
画像見たいので、お昼のテレビのニュース点けてみますかね。