三途の川
☆小倉智昭さんの語る臨死体験
昨日でしたか、ニュースで見かけました。
現在、癌で闘病中の小倉智昭さんが臨死体験をされたとかで、ラジオで語ってらっしゃったと。
昨年秋に抗がん剤の副作用とみられる症状で意識混濁。
担当医師の話では、この時かなり危ない状態だったらしいんですね。
この時に、小倉さんは、いわゆる三途の川に淵に立っていたというんです。
以下、小倉さんの話。
「目の前に川があって、そこに橋がかかってた。
隣にオヤジ(1982年ご逝去、小倉さんのお父様)が立っていてね。
さんざ話して、智明、俺はそろそろ行くからな、って言う。
俺はまだ行きたくないよ、って伝えたら、そうか、じゃあ俺は一人で行くよと橋を渡り、向こう岸の花園の森に消えて行った。」
続けて小倉さんは、こう話しておられます。
「人の話やドラマでは聞いてたけど、本当にあるんだね、三途の川。」
☆ロス博士の本
私の事を話すと、小さい頃はかなり病弱でして。
三日に一度は病院に通ってました。
通ってるって言ったって、田舎です。
車で1時間走らないと、病院がない。
親には本当に迷惑をかけた子だったんです。
周りからも、この子は20歳(はたち)まで生きられないよ、って言われてて。
なんだ、ハタチってって、調べましたもん。
まだ辞書なんか引けませんので。
違う人に、ハタチってな~に?と。
今でも覚えてますね。
指折り数えて。
ええっ、もうこれだけしか自分は生きられないの!って。
大人は子供の前で適当な事を言うもんじゃありません。
大事なことはしっかり覚えてますので。
そんな事があったので、人は死んだらどうなるのかに大変興味が出まして。
中学生になった時に買いました、お年玉でド~ンと。
エリザベス・キューブラー・ロス博士の著書三冊。
「死ぬ瞬間」
「死ぬ瞬間の対話」
「続・死ぬ瞬間」
必死に読みましたね。
もしかしたらやっぱりハタチで死ぬかもしれないので。
そんな変な子が、こうして還暦を過ぎてブログ打ってるんですから大したもんです。
☆死後の世界
小倉さんもご覧になったという三途の川。
こりゃ、日本とか唐(※今の中国は1949年にできたばかりの国ですからね)あたりの想像の産物だとお思いでしょ。
思いっきり、漢字表記だし。
ところがです。
世界には、死後、川を渡るという話があちこちに残されているんです。
古くはエジプト。
そしてメソポタミア。
北欧神話。
インド。
人類の発生がアフリカ大陸なので、まぁ随分古い話ですが。
死後に川を渡るイメージというのは、その辺から始まっているのかもしれませんね。
ともあれ小倉智昭さん。
どうか癌に打ち勝ってくださいと強く願っています。
日高晤郎さんが旅立たれたとき、ご自分の番組で取り上げて下すった小倉さんですから。
絶対に、癌なんかに負けないでほしいです。
川を渡るには、まだまだ早いですから。