エンド・オブ・ステイツ

それで日曜日。
続編となるエンド・オブ・ステイツも観たんです。
こうなりゃ、乗り掛かった舟です。
そしてこの作品が、現時点でこのシリーズの最終作品。

エンド・オブ・ホワイトハウスで、ホワイトハウスごとテロリストの手に落ちた大統領を救うために奮闘した主人公、マイク・バニング。
エンドオブホワイトハウス

そこから二年後。
今度は英大統領の葬儀に参列したロンドンを舞台に、テロリストとその背後の陰謀と対峙したマイク・バニング。
これが土曜日に観たエンド・オブ・キングダム
エンドオブキングダム

そしてシリーズ最新作、といっても2019年の作品なのですが。
それが今回観たエンド・オブ・ステイツ。

この作品では、前作まで大統領だったアッシャーはおらず、新たにトランブルが大統領になっていました。
このトランブル氏は、第一作では下院議長で、大統領不在時に臨時の指揮を執った人物。
それが第二作では、副大統領として米国内から指揮を執っていたんですが、三作目では遂に大統領にまで昇り詰めていました。
エンド・オブ・ステイツ

マイク・バニングは、この作品の冒頭で、長年の怪我の後遺症でかなり健康を蝕まれているのが分かります。
鎮痛剤を服用しなければ、日常生活に支障が出るほど。
しかも不眠症にも悩まされている。
もうボロボロなわけです。

そんな折。
トランブル大統領の休暇の警護で、湖上のボートに乗っていました。
突然そこに、正体不明の敵が多量の小型ドローンを使って攻撃を仕掛けてきます。
強烈な爆薬を搭載した自爆型ドローン。

これはこのシリーズのお約束なんですが、トップクラスの警備の面々が子犬のようにやられていく。
まぁ、子犬のようにという表現は正しくは無いのでしょうが、ほんと無邪気に倒れていくんですね。
おいおい、ホワイトハウスを簡単に占領され、ロンドンでは同時多発テロで野ネズミのように逃げ回り、、そういう経験を何も生かしてないじゃないか君らは!!と声を大にして言いたかった展開でした。

その攻撃で、マイク・バニングとトランブル大統領以外が絶命。
何とか生き残った大統領ですが昏睡状態。
敵がドローンを発射した車が押収され、その車内からマイク・バニングのDNAが検出されており、意識が戻ったマイク・バニングは拘束。

そこからバニングの逃亡劇と真犯人への追跡劇が始まるのですが、、、。
秀逸だったのは、途中登場してくる、長年音信不通だったマイク・バニングの父親。
これには、やられました。

エンド・オブ・ステイツ

親離れ
子離れ
父親越え
和解
平穏
熟成した智慧の伝達

こういった親子関係の、特に父と息子の、理想的な心の発達段階が見事に描かれていました。
これまで無敵だったマイク・バニングの人生の背景が描かれ、衰えて来た戦闘力をカバーする父親の武骨な愛情。

なんだか前二作品は、この作品を観るための準備運動だったような気がします。
ホワイトハウス→キングダム→ステイツ。
やはりこうして三作品、順番に観てステイツの良さが俄然引き立ってきます。
エンド・オブ・ステイツ。
極めてアメリカ的な、それでいて普遍的な父子愛に触れられただけで、充分満足できた作品でした。

もちろん本筋のテロとの戦いも、充分に満足。
どうもこれから、この続編が作られるようですね。

肉体が衰えて来た肉体派の主人公が、どう描かれていくのか。
これに注目しています。

エンド・オブ・ステイツ。
私はシリーズの中で一番好きです!
エンド・オブ・ステイツ

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