読書~スパイダー・ゲーム

例年なら、正月三箇日に読了していたジェフリー・ディーヴァー作品。
しかし今年の正月三箇日は、布袋本店に飾ってあった日高晤郎さんのサイン色紙絵から拡がって、緋牡丹博徒お竜参上からの映画三昧。
藤純子 菅原文太
なので、読書する時間が無くて、ジェフリー・ディーヴァーの最新作、スパイダーゲームが読めずにいました。
でもやはり1月中には読了したかったので、今月最終土曜(24日)に読み始めた次第です。
ジェフリー・ディーヴァー スパイダーゲーム
文庫版ですから、どこにも持って行きやすかったのも幸いでした。

今回のディヴァー作品は、共著です。
そこがどう影響するか、と少々心配でしたが杞憂に終わりました。
間違いなく面白かったですね。

ディーヴァー共著のお相手は、イザベラ・マルドナード。
この方は実際にFBIスクール出身で、捜査官としてだったかな経歴が20年程、ラテン系の女性としては初めての地位まで登った方らしいですね。
そしてその職を引いてから、作家に転身した女性です。

だからでしょうか。
このスパイダーゲームの主人公の一人、カーメン・サンチェス連邦捜査官は、ラテン系の女性で、元FBI。
聡明で行動力が秀でている人物となっています。

そしてカーメン捜査官の妹、大学生のセリーナ・サンチェス。
こちらも、過去に何かがあって、元々は大変仲の良かった姉妹でしたが、現在ではカーメンとの間に埋めきれない深い溝が横たわっていまして、、、。
このセリーナが、連続殺人犯の第二の標的にされて襲われます。

そしてもう一人の主人公が、ジェイク・ヘロン。
もう私は、彼のファンです。
大学教授をしながらセキュリティ・コンサルタントもやっている、元ハッカー。
カーメン・サンチェスとは過去に何らかの出来事があるのですが、それはサンチェス姉妹の確執の原因と同じく、読み進めて行くうちに徐々に明らかになりますのでお楽しみ。

物語の冒頭。
森の中で、不動産開発業者のウォルター・ケンプが撲殺されます。
実はこれが、連続殺人犯第一の犯行。
そしてその翌日、第二の犯行の標的となったのが、セリーナ・サンチェス。

しかしその調査は思うように進まず、セリーナの姉カーメン・サンチェス捜査官が独自で犯人を追うと決め、コンタクトを取ったのが大学教授を務めるジェイク・ヘロン。
でもどうやらジェイク・ヘロン教授は、カーメン・サンチェス捜査官を快く思っていない様子。
ところがこの大学教授、只者では無かった。

そんな中、第三の犯行が行われた。
犯人は犯行現場に白い玉を残す、手首に蜘蛛のタトゥーを入れた、スパイダーと名乗る男だった。

ジェフリー・ディーヴァー スパイダー・ゲーム

とまぁ、話の導入はこんな感じです。
まぁ、読ませます。
文庫本600頁越えも、全く苦になりません。

読了して、最初のカーメン捜査官とヘロン教授の再会シーンでの会話や妙な間もすべて納得でして。
私はこの共著、成功だと思いました。
読者の思考を二重三重に混乱させる仕掛けもお見事。
ジェフリー・ディーヴァー スパイダー・ゲーム
お薦めの一冊です。
また、カーメン捜査官とヘロン教授の周囲を固める仲間も素敵で。
あ、そうそう。
富士通が開発し、神戸に設置されている世界トップレベルのスーパーコンピューター・富岳も、随所に登場。
これも嬉しい。

このカーメン&ヘロンシリーズ、第二作目が既に完成していると聞きました。
日本で読めるのは、二年後くらいでしょうか。
楽しみです。




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