防人の詩

☆ロシアのウクライナ侵略

2022年2月24日。
ロシアによるウクライナ軍事侵攻が開始されたとの一報が入った。
元ソ連同胞が西側諸国に接近しているからという理由だけの侵攻。
この瞬間、ロシア大統領プーチンは完全なる独裁者と成り果てた。
プーチンのウクライナ侵略
そして侵攻は、現在も続いている。
民間人死者も、当然出ている。

☆ウクライナ人のエレナさん

ツイッターで、日本が大好きなウクライナ人のエレナさんの記事を良く読んでいる。
ロシアの侵略が始まる前は、穏やかに日本文化に対する思いが綴られたツイートがあふれていたが、今はこうなっている。
一昨日、昨日、今日、リアルタイムのエレナさんからの発信を転記する。
まずは一昨日
ウクライナのエレナさん
エレナさんは日本語も勉強中なので、日本に向けて日本語で発信を続けているのだ。
そしてこれが昨日のツイート。
ウクライナのエレナさん
ウクライナから、無事に隣国?へと避難が出来たみたいだ。
そして今日。
電波と環境が安定したのか、画像が送られてきた。
ウクライナのエレナさん
戦火の中、日本に向けて「今」を発信しているこの想いに、胸を打たれる。

☆ウクライナ出身のナターシャ・グジーさん

以前にこのblogでもご紹介した、ナターシャ・グジーさん。
ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジーさん(2020年11月13日の記事)

昨日かな、NHKに妹さんとウクライナ在住のお母さまが出てました。
妹さんも今は日本でパンドゥーラ奏者としてご活躍中。
戦火のウクライナに暮らすお母様とテレビ電話で涙してらっしゃいました。

さて、ナターシャ・グジーさんのツイート。
ナターシャ・グジーさん
日本人に、言葉ででもウクライナを励ましてほしいという願い。
そしてこちら。
ナターシャ・グジーさん

☆防人の詩

私が、さだまさしさんのファンになった切っ掛けの歌。
さだまさし 防人の詩
防人とは、西暦646年の大化の改新で、唐の侵攻から国を護るため主に北九州に配置された祖国防衛のための制度。
東北地方からの徴兵が多かったという。
任期は3年で、往路は役人が導いて任地に赴くことが出来たが、帰路は完全な自力。里に帰りつくまでに命を落とす人も多かったと資料に有る。
その防人を題材に、兵士本人やその家族が歌った和歌が100首以上万葉集に有るが、それらを「防人の歌」という。

さだまさしさんが「防人の詩」を発表したのは1980年7月。
映画「二百三高地」の主題歌として、山本直純さんの依頼で作られた。
映画の舞台は、日露戦争での旅順攻略戦。
そこで死闘を繰り広げた日本とロシア。
その両国兵士たちの哀しみを歌った、立派な反戦歌である。

仏教の四苦(生老病死)を見事に自然に歌いこんだ歌詞に、当時かなりな衝撃を受けた事を覚えてる。
歌詞の中にこういうのも有る。

「私の大切な古里もみんな、逝ってしまいますか」

この防人の詩を、ナターシャ・グジーさんがパンドゥーラ演奏と歌でYouTubeにアップされている。
よろしかったら、是非。
(※下の写真をクリック。最初に何かのコマーシャルが出ますが5秒くらい我慢。その後「広告をスキップ」をクリックで演奏開始。)
ナターシャ・グジー 防人の詩 

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