ハイドランジア・オタクサ

☆シーボルト物語

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト。
日本での通称、シーボルド。

ドイツの医者であり博物学者。
鎖国の日本に来日して、出島の三学者と呼ばれる内の一人。

シーボルトは日本各地の植物を採取してドイツに送り続けた事でも有名。
さて、私達が普通に見るアジサイ。
いわゆるホンアジサイ。
これをシーボルトが見てかなり感銘を受けたらしい。

もちろん、長崎。
アジサイは沢山ある。
もしかしてアジサイはシーボルトにとって日本と言う未知の国の窓口の象徴の花。
ホンアジサイ

ところでシーボルトには、日本人の妻が居る。
名前を楠本滝という。
鎖国中の日本。
一説には楠本滝を、出島に出入りできた愛妾だとあるが、それは違うと思う。

滝を「お滝さん」と呼んだシーボルト。
勿論、日本語が流暢なわけでもなく、シーボルトの「お滝さん」は「おたくさ」と聞こえたのだそうだ。

大好きな長崎を象徴する花ホンアジサイ。
その花にシーボルトは、ハイドランジア・オタクサと命名した。
そしてシーボルトがオタクサをヨーロッパに紹介して、今の西洋アジサイがある。

てるみさんから頂いたお菓子、おたくさ。
それを頂いた後、調べてみたらそういう歴史が浮かび上がってきた。
そしてふと思った。
シーボルトがおたくさと名付けドイツに持ち帰ったアジサイは、どうなったのだろう。
私は急に、本当のおたくさが見たくなったのだった。
お菓子 おたくさ

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