福永俊介さん版:晤郎ショー・フォーエバーpart38

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貫井徳郎 乱反射

福「あの、犬の散歩しててね。
ちょっと腰痛がひどいんで、ちょっと屈むことができないんで、散歩中の犬の糞は、ちょっとここに放置させてよ。
いいじゃん、ちょっと一人、別に糞処理しなくても。と、そういう人が居たりとか。

車の運転の技術そんなに自信が無いんだけど、結果的に家族会議で、なんかちょっと車体の大きな車買っちゃおうよ。

で、買ってしまったがために、あの~一軒家に住んでるんですけどね、車庫入れに物凄い時間が掛かっちゃって。
通りに面した家に住んでるんで、車庫入れに何回も切り返して何回も切り返してやってるとこに、それを待つ車。

時に渋滞になってしまうという。

ていうなんかこの、マナー違反って言うんですかね。

あるいは、あの~本当にちょっとした具合の悪さで、とにかくすぐ救急病院に行っちゃおうってですね。
あの~普段の町のお医者さんに行くのも並んで大変だし。
救急病院だったら、空いてる時間帯があるんだよってね。
救急病院意外と行けるぞって、また友達に教えちゃったりする人が居て。

そういったそれぞれの、そんなに深い悪意はないんですけれども、ちょっとしたマナー、モラル違反が重なって連鎖して行って。
子供の命が奪われる事態になって行ってしまうという、、、。

まぁ、そういうマナー違反がね、どう、子供の命を奪う事につながるのかということがまぁこの小説の一つのクライマックスというか、醍醐味でもあるんですけど。

そして、じゃあ一人の子供の命が奪われましたけど。
じゃあ、一人一人のマナー違反をした人たち、そういう人たちを裁くことが出来るのか?

これ、出来ないですよね。

犬の糞拾わなかったから、それがあの~最終的に辿り辿って幼い子供の命が奪われることになったからと言って、犬の糞拾わなかったから殺人罪で裁くわけにはいかないですよね。

そういう根深さがですね、この小説には描かれている、、、本でしてね。
どうですか?、、、、面白そうですか??
、、、。
あの~そうでもないんだったら、私、漫画の話をしますけどね。
(スタジオ爆笑)
あるいは、写真集、写真集でも良いんですけど。
このまま続けていいですか?」
(スタジオ笑)

STV

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