雑感①~情報漏洩とAI

先日「情報漏洩多発に、私が感じる事」という話を書いたのですが、それに対してメッセージを下さった方がいらっしゃいました。
長文でしたので、要点だけ書き出しますと、以下の三点です。

①、情報漏洩がなぜここ最近増えたのか、なんだか気持ち悪い。
②、マイナンバー保険証を作ろうか悩んでいる最中、これについてどう思う?
③、今回の情報漏洩の何が問題で、どういう怖さがあるのか、実は自分はよく分かっていない。でも不安。

私も良い機会なので、この三点に対して素人ながら、もう少し考えてみました。
また調べもしましたので、今日はもう少しだけ、この三点について、私の考えを書きます。
但し、これは私が調べた範囲で、私が感じた事ですので絶対に正しいなどとは思っておりません。

あくまで、私はこう考えているというだけの話であります。
スマートフォンと情報

まず初めに、述べておきます。
私がこのブログを始めたのは、ラジオ話芸人の日高晤郎さんが好きだからです。
何故、晤郎さんの事を好きだったかというと、晤郎さんが日本語の美しさや難しさや面白さをきちんと捉えていらっしゃって、それを面白おかしく、時には鋭く、長時間の会話や朗読の中に見事に織り込まれて番組を作り上げていらっしゃったからです。
そこに私は魅了されました。

番組を構成する要素の一つが、聴取者(晤郎さんの言葉で言えば、お客さん、ですよね)からのお便りでありましたので、晤郎さんに魅了された私も、番組に良く手紙を書いていました。
番組には20年近くお便りを出し続けていましたが、それらは全て手書きでした。
面白い事に、自分で書いた手書きの手紙の内容は、それがたとえ20年前の物であっても、今でも覚えていられるのです。

ところが、キーボードを叩いて文字を打ち込むmailだとか、そうですねこのブログだとかの内容は、そんなに思い出せない。
記憶に定着しづらいのですよね。

これは、私達の脳が、両手を「特定の文字を筆記用具で書き記す動き」として、まぁそうですね、筋肉動作として記憶に残しているから、だと言われています。
それに対し、キーボードで作った文字は、どんな文字であれ、指でキーを叩く筋肉運動しかしませんので、筋肉運動の実で考えると、どういう文字でも文章でも「叩く」という動きしかしていないから、文字と意味の記憶定着が薄いのだというのですね。

ここからが本題なのですが、文章を作る能力の高低は、記憶力で決まります。
過去に書いた文章や読んだ文章の流れなどが、頭の中に記憶として残っているから、これから自分が何をどう書こうかという道筋も見えてくるものです。

この文章力の高低と、考える力、つまり思考力の高低は、深い関係で結ばれています。
例えばおおむね私の経験上、文章力の極端に低い人は、それに引っ張られて理論的な思考力も低い場合が多いです。

つまり自分の頭の中で文章構成が、これはある程度で構わないのですが、それさえもきちんとできていないので、自分の中で考えがまとまっていない事に気付けないのです。
だから、会話していても自分が何をしゃべっているのか分からない。
相手が何を言いたいのか、伝えたいのかが聞き取れない、理解できないので返事も頓珍漢。
つまり会話が成立していないにも関わらす、漠然と言いたい事が伝わっていないと感じられるので無駄な言葉を速射砲のように相手に叩きつけて相手を困惑させるし、自分の中にももどかしさが募る、と、こうなるわけです。

インターネットやパソコンやスマートフォンが幅を利かせてきた近年、日本人の国語力(文章力)が低下してきたのには、明確なこういった背景があります。(義務教育の変質もあります)
そう私は考えています。
文章を書くのではなく、叩き出す筋肉運動として単一に均一に脳が認識しているのですから。
そうして。
全体の国語力が急激に低下してきつつあり、それに伴って日本国民全体平均の思考力も低下してきてるのだろうと推察されるのです。
作文

さてそんな時代。
登場してきたのが、インターネット上で有料無料で使える人工知能。
ChatGPT(チャットジーピーティー)などです。

これがまた賢い。
おおよそこういう事を書きたいと伝えて、文字数はこれぐらいでと指示すると、ほんの0.何秒で見事な文章を仕上げてくれるのです。

私も還暦を迎えた頃、時代だというので専門家に就いてChatGPTをかなり学びました。
文章関連が、近いうちにこういうモノに取って変わられるという事でしたので。
確かに、公式な組織に出す公式な(定型な)文章を作るのであればかなり便利で、利用価値はあります。
ところが、何と言いますか、こう、その、文章からその人を(個性を)感じられない可もなく不可もなくという文章しか作れないわけですね、当然ですけど。

しかし、人間側の正しい指示(プロンプト)があれば、その調査能力には目を見張るものがありました。
しかもその能力の進化が三ヶ月も有れば驚くほどに進化していたりします。
ところが、です。
ここにも問題があるのです。

人工知能が、人間にばれないような、言葉巧みな嘘をつくことが多いのも事実です。
これを「ハルシネーション」と呼びます。
これは私がChatGPTを学び始めて(2023年)1週間ぐらい経ったころ、試しに「日高晤郎」とはどういう芸人さんですか?と調べましたらば、、、。

誕生日は2月28日で毒舌が有名な元映画俳優で、大阪の吉本に所属して大阪を拠点に人気を博している芸人。その芸風は垢ぬけていて、いずれ全国区の人気となる可能性を秘めている。

うそこけ~~ChatGPT!!!
絶妙に真実を織り込みながら、本当の様な嘘をつく。
まったく油断も隙も無い奴だと、この時気付けたのは幸いでした。

それで。
その回答が嘘だ!とこちらが指摘すると、即座に素直に謝ってくるのです、まるで人みたいに、確かに嘘の情報でした、と。

こういうことが、やがて、こちらが良く知っていること以外だったら見抜けないだろうなという巧妙すぎる嘘が付けるようになって行きましたので驚きますよね。

だから現在。
ChatGPTを始めとする沢山の人工知能を、悩みなどの相談相手にしている人が増えていると聞きます。
相談者を傷つけないように、心地よくなるように、それだけのために人でも見抜けないような嘘を織り交ぜてくる。
相談者を心地よくさせる。
現実の人間関係だと、心地よい事ばかりではありませんから、そういう現実の人間関係を避け、人工知能との関係を深める人も当然出てきています。
ここまでくると、国語力低下を越えて、人間力の低下さえ引き起こしてきています。

そんな便利でもあり恐ろしくもある人工知能が、どうやら現在進行中の(日本国内、ここ二ヶ月で一億件以上という)個人情報漏洩(個人情報の盗難)に関わっているのだろうという見方をする専門家が多いというのも、私的にはとてもうなずけるのです。
ハルシネーション(人工知能がつく嘘)を避け、巧妙なプロンプト(人工知能への人間側の指示)を出せば、その調査能力は人間を越えますので、今まで起こりづらかった犯罪(厳重に管理されているはずの個人情報の抜き取りなど)も、嘘みたいに簡単に大量に起こるだろうな、と。
マイナンバーカード

ああ、長くなってしましましたので、続きは次回。
メッセージ下さったWさん、ごめんなさい。
ChatGPTを使えばこういうダラダラして次回に回すような効率の悪い文章を書かなくても済むのでしょうが、仕方ないなぁとご容赦ください。
私はそういう奴ですm(__)m

では続きは次回へ。
過ぎの記事を書いたら以下のリンクを有効にしておきますね。
では。
< 雑感②~情報漏洩とAIへと続く

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