言葉のビタミンなどの、放送原稿を頂いたこと
☆日高晤郎ショーの原稿
ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーの1コーナー「言葉のビタミン」
ある時その放送が終わりCMに入った時。
日高晤郎さんが突然、私に向って仰った。
「和彦さん!今の原稿、要る?」
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
でも一瞬だけ。
こういう時、晤郎さんはこちらが即決断しないと、少し気分を害される。
正確には、少し気分を害したように演じながら、即断の必要性を教えてくださるのだが。
この部分の「妙」が理解できない方は、「あの人はすぐ怒る気難しい」とか愚痴ったりするのだ。
もうこの頃の私は、スタジオ通いにも慣れていた頃なので、ほんの一瞬、「間」を置いただけで、「はい、頂きます。」と答えることができた。
そして実は、答えた後にジワリと汗をかいた。
☆日高晤郎ショーに、原稿は無いのだ
念のために言っておくが、ウィークエンドバラエティ日高晤郎ショーに、一般に言うところの「原稿」は無い。
ただ、このコーナーだけには、原稿らしきものがある。
ただこのコーナーだけは、その日の放送中に晤郎さんが発した言葉で、スタッフさんがこのコーナーに取り上げてほしい部分を放送に並行しながら拾い集めているのだ。
その拾い上げた部分を書き出したのが、ここで言う原稿。
そういう事。
でも、原稿は原稿。
たった今、放送に使った原稿を頂くのだから、ジワリと汗もかこうというものだ。
本来なら、わーいわーいと喜ぶところかもしれないが、私はその時、喜ぶよりも考えた。
何故、日高晤郎さんは私に原稿を渡されたのだろう、、、
その答えは、追う少し後に分かることになるのだが、この日は答えが出なかった。
私の手元に、その後、折に触れて頂いた言葉のビタミンの原稿がある。
言葉のビタミンは、のちに「活力源語」のコーナーになるのだが、その原稿も、在る。
そんなこんなでこれから時々、頂いた原稿についての私の学びをここで綴って行きたい。
blogカテゴリーは勿論、「言葉のビタミン・活力源語」である。