横綱・豊昇龍の誕生
☆インバウンド大相撲
大相撲は神事だという晤郎さんのお話
私が日高晤郎ショーが好きで毎週聴いていて、その影響を受けて変わっていった一つに、大相撲の見方というのがあります。
土俵の中央には、お守りや供物が埋められている!
力士が塩を撒くのは、清めの儀式だ!
四股は、大地に住む悪神を調伏する地鎮だ!
行事は誤審があったときには自らの命を差し出す覚悟で短刀を携えて土俵に上がっている!
晤郎さんから、相撲が神事であることを改めて教えられたものです。
そして、私が晤郎ショーで初めて知ったのが、横綱の意味でした。
大関が悪神調伏の最高位。
江戸時代末期に生まれたのが、大関の中から選ばれた力士で、注連縄を腰に結んで横綱とされた。
この横綱は、大関陣の中で儀礼的な土俵入りを行う役だったので、特に品格が大切にされた。
だから、横綱には強さだけでなく、品格が大事なのです。
晤郎さんのこんな話に、なるほどと膝を打ったのがつい一年前のようです。
横綱・豊昇龍
一昨日。
横綱審議委員会が全会一致で、大関豊昇龍の横綱推薦を決定。
ただこの豊昇龍、先場所での成績も12勝3敗。
しかも大相撲優勝一夜明け会見を、寝てましたと10分遅刻。
素行も、問題になってるようで、、。
叔父があの朝青龍ですから、まぁ日本独特の神事を理解しようというより、勝てばいい、強さのみが正義となりそうであります。
少し前は、横綱審議委員会が厳しかったですからね。
戦績のみならず品格にうるさかった。
けれど今は、どう興行を盛り上げようかという意識が強いみたいですね。
神事や国技といったものに関わる誇りが、どうも感じられなくなってきている気がします。
八角親方が、この豊昇龍を強く推しているみたいで、、、。
国技であり神事であった大相撲は、インバウンドイベントに様変わりしつつあるようで。
ねぇ八角親方。
私は、日高晤郎さんが愛した古来の大相撲がやっぱり好きかなと思う、旧暦元旦の朝であります。
写真は、2006年日高晤郎展より。
日高晤郎さんの絵で、横綱。