映画:KINGDOMの私的感想
☆極めて、私見です
第一作 観てみました
とある詳しい方から、KINGDOMという映画が凄いからと紹介されましたので、昨日観てみました。
折角なので、その感想を簡単に記しておきます。
かの国に、4000年の歴史は無い!
舞台は、紀元前245年の春秋戦国時代。
秦の国を舞台にした作品です。
中国4000年の歴史などという表現が使われたりしますし、この作品を紹介して下さった方も、紀元前の中国が舞台と伝えて下さったのですが、それは間違いで、中国の建国は1949年ですから、昭和24年。
つまりかの国に4000年の歴史は無いですから。
そこはしっかり頭の中で区別しておかないと、知識が混乱してきますので老婆心ながら記しておきます。
物語の導入部など
紀元前の秦で、奴隷の身分で生活していた少年二人が、この階級から抜け出すには剣技を磨いてのし上がるしかないと、二人で作業の合間に剣術の修行をするわけです、我流で。
その後、立派な青年となった二人のうち一方が、ひょんなことから王宮に召し抱えられる事になったのですが、陰謀に巻き込まれて命を落とすんですね。
そこでもう一方の奴隷だった青年が、仇討ちのために囚われていた村を抜け出して物語が動き出します。
王族同士の権力争いや、個性的な刺客や敵対する将軍などが絡んできてというストーリー。
強い違和感
これは、漫画が原作なのですかね?
原作を知らない私は真っ新な気持ちで鑑賞したのですが、春秋戦国時代の秦が舞台なのに、登場人物が異民族以外は全員が現代日本語をしゃべるのがもう強い違和感でして。
主人公の元奴隷で、我流の剣術が秀でている「信」という青年が、もう現代日本の若い兄ちゃんにしか見えない。
言葉も動作も軽い。
まぁ、だからウケてるというのも有るんでしょうね。
また、反乱を起こした王の弟が、現代日本の、友達のいないひねくれた腕力の無いテロリストにしか見えない。
これで私の中では充分に鑑賞気分のぶち壊しでありました。
幾つかの救い
このようにもう冒頭で、悪い意味で打ちのめされてしまった私ですが。
紀元前の話ですから、逆に現代日本を感じさせない、神話的な化け物には楽しませてもらいました。
そう。
神話の時代でもありますからね、日本から見て。
宇宙人顔、動きが妙にお猿さんの吹き矢吹き、遺伝子改造レベルの巨漢の力持ち、矢が数本刺さっても元気に戦う種族。
良いわぁ、現代日本から遠く離れれば離れるほど、魅力的な映画。
特に。
さすがだと思ったのは、大沢たかおさんと、長澤まさみさん。
春秋戦国時代には、こういった突拍子の無い人物も居たかもなというほどの演技。
この二人を観れただけでも良かったかなと思います。
逆を言えば、このお二人(その他もいらっしゃいましたが)の演技が秀出ていれば秀出ているほど、主人公のお兄さんたちの現代日本のあんちゃん言葉が浮いて浮いて。
ということで観終わった後、晤郎さんの言葉が蘇りました。
俺の時間を返せ!
あくまで私個人の感想です。

