サル痘

☆痘

「痘」
「とう」とか「もがさ」と読みます。
ヤマイダレに、豆。
皮膚に出来物が出来て、その出来物が治った後も皮膚にその痕が残る病気のこと。
まるで豆みたいに。
だから「痘」

痘と言えば私は以下の二つが思い浮かぶぐらいでした。
天然痘。
水痘。
注射

☆水痘

水痘は、水ぼうそうの事。
こいつがまた腹の立つウイルスで、歳を取って免疫が落ちた瞬間を狙って体内の深部から神経を伝って半身に浮き出てきて激痛をもたらす、これがヘルペス。
まぁ痛い。
表皮を斑にペロリとはがされて、その上に衣服着てさあ歩けと強制されるような病気。
ほんと腹が立つ。
注射

☆天然痘

それから天然痘。
これの大元は、ラクダだと聞いた事があります。
中近東でラクダから人に移ったウイルスが変異して、天然痘に。
日本でも大流行して、その調伏のために建立されたのが、奈良の大仏だったとか。
この天然痘は、人類が完全に制圧できたウイルスとしても有名ですよね。

ただこの天然痘ウイルス。
もう安心かと言えばどうもそうでは無いらしいんです。
天然痘は撲滅したので、現代人はもう誰もがそれへの免疫を獲得していないという事なんですが。

ある国の生物兵器として、また研究材料として、現在でも天然痘ウイルスは保管されているそうです。
それも生きた状態で。
その国とは、アメリカとロシア。
今後のバイオテロの手段としても最も恐れられているウイルスの一つと言うのですから、どうもニンゲンって馬鹿だなと思うのです。
そう思いませんか?
注射

☆サル痘

サル痘ウイルスは、ポックスウイルス科オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルス、と言うのが正式名称。
中央アフリカ由来のウイルスで、人類への感染が初めて確認されたのが1970年。
最近と言えば最近ですね。
中央アフリカと言えば、あのエボラウイルスも発生している処。
何が有るんでしょうね、そこに。

サル痘に感染した際の症状は以下の通り。
・発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後に発疹が出現。
・皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となる。
・多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。
・皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことがある。
※厚生労働省ホームページより転載

潜伏期間は、5日~21日。

そんなサル痘が今日、国内で初めての感染が確認されました。
COVID-19ウイルスにせよ今回のサル痘ウイルスにせよ、ここまで急速拡大した原因はたった一つ。
航空機網の発達です。
注射

COVID-19に、ウクライナが受けている侵略戦争。
そしてそこに加わるサル痘。
色んな環境が変わっていきますが、どうか心健やかに。
そこが大切かなと思っています。
日高晤郎さん 小菅正夫さん 円山動物園・加藤園長さん

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