投票用紙、書きやすさの秘密
☆衆院選終了
昨日行われた衆院選。
その投票所での会話。
私の前に投票を終わらせたどこぞの若夫婦が、こんな会話をしてました。
妻「投票所の鉛筆、すごく書きやすくなかった?」
夫「そりゃあ選挙だもの。最高級の鉛筆なんだよ。」
妻「いいね、最高級鉛筆!いくらだろう?欲しいな」
夫「一本100円ぐらいするかもね。」
とにかく、ほほえましい若夫婦でした。
若い人たちが選挙にキチンを行っているのは、本当に嬉しい光景です。
やはり自分が推したい政治家や政党を見定めて、しっかり一票を投じる。
その結果が明日の社会を作っていくわけですから。
しかし、書きやすい鉛筆。
なるほど、そのように感じますよね。
何と言っても書き心地が良いですから。
☆投票用紙に秘密あり!
じつはあの書きやすさは、主に用紙にあるのです。
投票用紙の紙は、フィルム法合成紙と呼ばれるもの。
ユポ・コーポレーションという会社が作っている合成樹脂紙。
特徴は、水に強く、破れにくく、薬品に強く、表面に手で触っても分からないくらい細かい凸凹があるので鉛筆の芯が滑らかに削れやすいこと。
しかも、投票時に半分に折っても、箱の中で元通りに開くので開票集計がやりやすい。
< ユポコーポレーション
つまり、紙が違うんです。
ユポ紙に関しては、私も40年ぐらい仕事でお世話になっていましたので、その便利さは身に沁みています。
あ、そうそう。
鉛筆は、芯が柔らかめのBか2Bかと思いますので、一層書きやすいのです。
それでなぜ、投票用紙にボールペンではなく鉛筆を使うのかと言えば、この理由が面白い。
開票時、票をたいていは機械で読み取るのですが、その機械の読み取りセンサーが鉛に反応するらしいのです。
つまり鉛筆は、鉛の筆です。
芯に鉛が含まれているので、とこういう理由です。
また、ボールペン等だと、合成紙表面で乾くまでに時間がかかるので不都合なのですね。
ということで。
今日はあの若夫婦に対してのアンサーという気持ちで書きつづっております。
しかし、日本の企業、そしてその技術というのは本当に凄いですね。
☆与党過半数割れ
あまりにも暮らしにくい世の中になってきているし、日本語や日本文化が急速に劣化して行ってるので、これはいかんと私自身が事前にあれこれ調べた今回の衆院選でした。
昨夜から今朝にかけて、開票速報を8時間ばかり見続けて、2時間しか寝てないので頭がぼ~っとしてます。
しかしやはり自公が過半数を割りましたね。
つまり政治も世の中も、不安定な時代が来たという事です。
しかし怖い顔です。
投票率も低いし、投票に行かなかった方が多いという事は、いつ何が起こっても文句はないという方が多いという事です。
これも怖い話で。
晤郎さんが仰っていた言葉の意味が、この歳になってようやく分かりました、はい。
投票した人には、その後の政治家に怒って良い権利もある!という事です。
しかし大丈夫でしょうか?
政治姿勢だけではなく、背骨と首の骨が変に曲がって無ければこんなに両肩も頭も曲がらないはずなんですが、、、
でもですね、、、。
自民が票を減らして、立憲が票を増やして、、、。
どっちもどっち。
いやいやほんと、先行きますます不透明で、、、今後数年のニュース(新聞・テレビ以外の)には真剣に耳を傾けていようと思います。
ああ、お先真っ暗だぁ、、、
しかし、そんなに威嚇しなくても、、、ねぇ。