第30回NHK紅白歌合戦の裏で
☆美空ひばりさん紅白復帰
昭和54年(1979年)の第30回紅白歌合戦。
白組司会、山川静夫アナウンサー。
紅組司会、水前寺清子さん。
翌年10月に結婚を控えた山口百恵さんは「しなやかに歌って」で出場。
五木ひろしさんは、「おまえとふたり」
一時期NHKと絶縁していた美空ひばりさんが、7年ぶりに復帰したのも、この年。
なんでもひばりさんは、戦後歌手の代表としての特別出演だったとか。
美空ひばりさんと言えば、晤郎さん憧れのスタアのお一人。
憧れて憧れて憧れて。
晤郎さんはよくお話しされてましたよね。
ひばりさんに一度だけ出会った時の、その時のエピソードを。
「みだれ髪」とか、もう聴いてて溜息しか出ないくらい圧倒的に凄い歌ですよね。
☆さだまさしさん初出場
初出場に小林幸子さん。のちのラスボス。
またこの年は、さだまさしさんも「関白宣言」で初出場。
で、その関白宣言。
フルコーラスで5分50秒。
全部聴いてもらわないと伝わらないと、フルコーラスが条件で出場を決めたさださんだったが、途中でNHK側も時間調整に苦心。
しかしどうしても、番組全体の時間不足。
紅白歌合戦は、秒単位でスケジュールが決められているという。
そして平均歌唱時間は3分。
困ったNHKスタッフが、その事を美空ひばりさんに相談。
NHK側は、関白宣言の時間短縮をひばりさんを通して要請したかったのかも知れないが、その時、全歌詞を読んだ美空ひばりさんの「この曲は切れないわねぇ」の一言で、関白宣言フルコーラス演奏が決まったという。
だから、美空ひばりさんには、今でも感謝で一杯です。と、先日のNHKの生さだでご本人が仰ってました。
晤郎さんファンでもあり、さだまさしファンの私にとっては、神エピソードだという事を言いたくて書いちゃいました。
有名な話だけど。
そして美空ひばりさんは、これが紅白歌合戦最後のご出場となったのです。
きっと晤郎さんにとっても、思い出深い回だったのだろうなぁ等とも思ってます。