日本伝統色・紫の種類

☆紫五十七色

当blogのイメージカラー紫の事を、もう少々書いておきたい。
微細な変化を含めその数五十七色。
以下、その名称。

1,濃色(こきいろ) 2,青紫 3,本紫 4,小紫 5,桑の実色
6,紺藤 7,青藤 8,淡藤色 9,淡紅藤(うすべにふじ) 10,至極色

11,白菫色 12,紫檀色(したんいろ) 13,京藤 14,薄藤 15,紅桔梗
16,若紫 17,葵色(あおいいろ) 18,藤紫 19,藤納戸(ふじなんど) 20,古代紫

21,二人静 22,竜胆色(りんどういろ) 23,紫式部 24,藍色鳩羽(あいいろはとば) 25,鳩羽色(はとばいろ)26,今紫 27,半色(はしたいろ) 28,藤鼠(ふじねずみ) 29、葡萄染(えびぞめ) 30,梅紫 

31,滅紫(めっし) 32,黒紅梅 33,藤煤竹(ふじすすたけ) 34,黒紅(くろべにいろ) 35,葡萄鼠(ぶどうねずみ)
36,紅藤 37,深紫(こきむらさき)38,紫紺 39,京紫(きょうむらさき) 40,茄子紺(なすこん)

41,楝色(おうちいろ) 42,薄色 43,紫苑色(しおんいろ) 44,二藍(ふたあい) 45,牡丹(ぼたんいろ)
46,浅紫(あさむらさき) 47,似紫(にせむらさき) 48,葡萄色(えびいろ)49,江戸紫 50,菖蒲色(あやめいろ)

51,紫 52,杜若(かきつばた) 53,藤色 54,桔梗色 55,菫色(すみれいろ)
56、赤紫 57、紫鳶(むらさきとび)
紫根染め

☆紫草由来の色は

その57色の内、紫草が作り出す色は

1の濃色~染めを繰り返した最も濃い紫
3の本紫~鮮やかな紫
20の古代紫~わずかに赤みを帯びた、くすんだ紫
29の葡萄染~赤みがかった薄い紫
37の深紫~黒みがかった深い紫
38の紫紺~紺色がかった暗い紫
39の京紫~赤みがかった紫
56の赤紫~赤みが強い鮮やかな紫

日本の伝統色。
高貴な色とされた紫の、背景が面白く、そして深い。
これからもう少し掘り下げて学びたいなと思わせる、多様な紫の世界。

ますます、純国産紫草への興味と関心が深くなって行ってる2021年初夏。

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