猛暑去る、、、が

☆あちこちで異常気象

札幌の猛暑日の連続記録、観測を開始して以来最長だったとか。
ところが、変なのは札幌だけではなく、あちこちでそんな事が起こってる。

九州では梅雨明けしたというのに雨が続いており、7月に台風が本土上陸。
南米からの外来生物の生育環境に適してきたとかで、危険なヒアリの営巣も国内で確認された。
海水温の上昇で、秋の味覚サンマもまったく獲れない状況。

一方世界に目を向けると、気温上昇で氷河があちこちで減衰。
地表温度の上昇。
降雨パターンの変化。
また北アメリカでは、高温乾燥による大規模な山火事も起きやすくなっているという。

そんな中、昨日こんなニュースが流れてきた。

石狩湾の夏空

☆政府間パネルの気候危機警鐘

政府間パネル。
通称、IPCC。

そのIPCCは、昨日発表した報告書で「人間の行動による地球温暖化が急速に進んでいる」と全世界にむけて警告を発した。

イギリス、リーズ大学のピアース教授は、ニューヨークタイムズに「今後20~30年で世界は異常気象に突入し、状況は今より悪化する可能性がある」と述べた。

今より悪化、、、。
そう。
北海道は暑さが続いても1週間、なのでクーラー要らず。
以前はそう言われていたが、今ではクーラーが欲しい夏となっている。

怖い事だ。
気候が変われば、植生も生物相も変わる。
しかし多分、IPCCが警鐘を鳴らしたところで、どこの政府も政治も変わらないだろうと斜に構える癖がついた。
怖い事だ。
いつの間に、希望を手放してしまっているようで。

晤郎さんは、季節の移ろいを手紙で伝えられることがお好きだった。
自分はスタジオと東京への行き来で大部分を使っている。
だから自分が感じることのできない「今の季節感」や「今の日常風景」をお客さんからの手紙で知ることが嬉しいと。
今更ながら、私が続けた晤郎さんへの手紙の投函は、歳時記だったなと思う。

歳時記。
俳句での季語をまとめたものを言う。
このままでは、自分の中の歳時記までも死語になるのではないかと、昨今の気候変動を目の当たりにして、そこも不安なのである。

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