送り火2021・そしてガリレオ温度計

☆日高晤郎さんを偲びつつ、またサザエのおはぎ

朝食時。
昼食時。
そして少し早い夕食時。

食事ごとに、久しぶりに娘や息子それぞれとゆっくり会話した。
ここのところ忙しかったし、子供たちは子供たちで忙しかったし。
ゆっくりと言っても、そんなに長時間ではない。
けれどなんだか、大切な会話だった。

お盆は不思議で、これまでの事、これからの事に思いを馳せるのが習慣になってしまった。
そういう気にさせられる行事なのだ。

「盆と正月」と表現されるように、日本人の精神性に古く深く関わっている年中行事。
去ってしまった人への思い出と、去ってしまった人への報告。
今年も、娘息子以外にも、大切な話をいろんな場面でいろんな方へできた。
良いお盆だった。

日高晤郎さんの事も、何に追われるでもなくジックリゆっくり思い返した。
例のブツは、このお盆期間中に7個食べた。
全部、こしあんであった。

☆送り火

送り火と言う風習が好きだ。
もちろん、迎え火も。

ご先祖様がこちらへやって来られるときに、私の家はここですよと目印に炊くのが迎え火。
ご先祖様があちらへお帰りになる夕暮れに、足元が見えづらいのでと炊くのが送り火。
果たしてご先祖様に足元なるものが有るか無しかは置いといて、そこに込められた思いやりが好きなのだ。

今年はちょっとおしゃれに、(正統的ではないが、、、)送り火をロウソクにした。
ちょっとおしゃれに、白檀の香りのお線香もくゆらせた。
そして、多分晤郎さんもお気に召して下さるんじゃないだろうか。
ガリレオ温度計。
ニトリで安く販売されてる物。

きっと晤郎さん。
お盆にはいろんな方の所に顔を出されて大忙しだったろうなとか思いながら。
いやいや待てよ、奥様の所に帰られて、コンマ何秒で光速を越えて、瞬時に多数の関係者や数えきれないファンの所に同時訪問されてるに違いない。
きっとそうだ、最上級の気遣いをされる方だったので、きっとそうだ、、、
送り火 ガリレオ温度計
時間にして30分ぐらいだったかなぁ。
そうやってあれこれ想像して、ニンマリしたり、ちょっとだけ涙ぐんだり、考え込んだり。
ロウソクの揺らめきをじっと見つめて過ごした。
18:30あたり。
ロウソクが燃え尽きたころ、窓の外からは秋の虫の音。
暦の上では、とうに秋なのだ。

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