秋分の日、せき呉服店へ
☆今日は秋分の日
今日は秋分の日。
ほぼ昼と夜が同じ長さの日。
昼と夜が同じという事で、「あの世」と「この世」が一番接近する日とされている。
つまりあの世とこの世とが通じやすくなる日ということらしい。
同じく昼夜がほぼ等しくなるのが、春分の日。
そして春分の日は、自然を讃え、生物を慈しむ日とされている。
一方秋分の日は、祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日とされる。
私の母は幸い健在。
その母がちょっと気の早い形見分けとして、再び着物や小物などを送って来た。
しかし私にはそういう知識が一切ないので、せき社長に保管法など教えて頂きたいと午後に尋ねた。
折良く、せき社長がいらっしゃって、色々丁寧に教えて頂いた。
全くの素人の私にも、嫌な顔一つされずにこやかに対応して下さる事に感謝。
呉服店って、敷居が高いってなんとなく思っていた半年前までが嘘みたい。
社長の言葉一つ一つが本当に勉強。
着物って、呼吸してる生き物なんですね。
☆秋分の日に私の着物
日高晤郎さんの着物姿が好きだった。
知識は無いんだけれど、憧れを憧れのまま終わらせては勿体ない気がしてきた今年の春。
私も着物、着たいな。
着てみたいな。
着ても良いのかな。
5月に、せき社長にその思いをお伝えした事は、既にblogアップ済み。
「せき呉服店、創立56年目に」
さてその時にあれこれ相談して特注した私の着物がある。
私のわがままでお願いしたので、納期は決めずゆっくりじっくりで構いませんとお伝えして。
それが今日、出来上がって来ていた。
秋分の日。
亡くなった大切な人を偲ぶ日。
この着物に恥ずかしくない人生を送りたい、そう強く誓った日。
着物には、そういう精神性が宿っているんだなと最近ようやく感じられるようになった。
ほ~んのちょっとだけだけれど、晤郎さんが着物を愛してらっしゃった理由が見えた気がしている。
ほんちょっとだけれど。
さてまずは、きちんと着付けを学ばないと。
はい、まだ私はその次元です。
ガンバル。