軽石襲来

☆福徳岡ノ場という海底火山

今、沖縄の海に押し寄せている、想像を絶する軽石。
船の航行が不可能になるほどの量。
勿論、航路だけではなく、生態系への影響も懸念されている。
実際に、餌と間違えて軽石を多量に食べて死亡した魚の映像も、今夕のニュースで流れていた。

先日も書いたが、小松左京氏原作の日本沈没のテレビドラマがリニューアル放送されている処。

日本は、四つのプレートの上にあり世界的にも特殊な国。
なぜなら世界中にプレートは、十しか無いのだから。
その内の四つの境目の上に、日本列島は横たわっている。
プレートテクトニクス

そのプレートが押し合いへし合いし続けて、地震や火山活動が起こる。
正確に言うと、その活動の結果、日本列島が存在している。

海上保安庁海洋情報部のホームページを興味深く見ている処。
そこに今回、沖縄を襲っている軽石の発生源の情報が載っている。
「福徳岡ノ場」
それが大量の軽石の発生源。
沖縄より直線距離で約1000㎞。
カーソル(矢印)の所が、それ。
海上保安庁 海洋情報部
地図は、海上保安庁海洋情報部より転載

もう少し、拡大。
海上保安庁 海洋情報部
※地図は、海上保安庁海洋情報部より転載

更に詳しく
海上保安庁 海洋情報部
※地図は、海上保安庁 福富岡ノ場の地図より転載

プレートテクトニクス理論を下敷きに描かれた小説、日本沈没はもう大好きで、何度も何度も読んだ。
しかし実際には、(現在放送中のドラマには水を差すが)日本沈没は起こらない、起こりえない。
短期間には、と言う話。

しかし何より怖いのは、地震は勿論そうだが、何より巨大噴火。
普通の噴火ではない。
巨大噴火。

地図の福徳岡ノ場の右斜め上に「北福徳カルデラ」とある。
カルデラ。
過去の巨大噴火の痕跡。

今年八月に、明治以降最大噴火を起こした福徳岡ノ場であるが、巨大噴火ではもちろん無い。
けれどその悪しき置き土産としての今回の超大量の軽石漂着。
NNN ニュースより 沖縄に軽石漂着
色々考えさせられる今回の自然災害。
いや、今回も、か。

しかしインターネットは、使い方次第で便利。
海上保安庁のホームページ、地学も好きなのでパソコンのお気に入りに登録した処。

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