コルター・ショウシリーズ~魔の山

☆ジェフリー・ディーヴァーとの出会い

7日に読了した本「魔の山」

晤郎さんが大好きだった作家のジェフリー・ディーヴァー。
その最新作(日本での発売と言う意味)。

私がディーヴァー作品を読みだしたのも、晤郎ショー・私の本棚で「ボーン・コレクター」が紹介されたのが切っ掛け。
脊髄損傷で寝たきりの状態となっている元科学捜査リンカーン・ライムが主人公の、第一作目の作品。
体がほぼ動かないながらも、現場に残された微細証拠物件の数々から連続殺人犯を追い詰めていく物語は秀逸でした。
晤郎さんも大絶賛されてましたよね、、、映画版は駄目でしたけどね。

そこからディーヴァー作品の日本語訳はほぼ出ちゃ買い、出ちゃ買い。
それで9月ごろには新刊が発売されるんです。
そこで買っておいて、年末の私の本棚で晤郎さんがディーヴァー作品を紹介してから読み始めるというのが私の正月の楽しみになっていました。
年明けの手紙にその感想を書いて、晤郎さんへと投函するのも恒例となっていましたね。
ライム・シリーズは全巻読んでます。
勿論、キャサリン・ダンスシリーズも。
ジェフリー・ディーヴァー 魔の山

☆コルター・ショウシリーズ

静のリンカーン・ライム。
動のコルター・ショウ。
そう言われているようです。

キャンピングカーで全米を移動しながら、父から教え込まれたサバイバル術を駆使して行方不明者探索を生業とするコルター・ショウ。
キャンピングカーにサバイバル術と来た日にゃ、もう「動」のイメージバリバリですもんね。

今回は、一人の若者の不可解な自殺からその背後にある自己啓発カルトにたどり着き、真相解明のため孤立無援の山奥のその拠点にショウが単身潜入していくというストーリー。
明るく穏やかで幸せそうな集団の表皮が少しずつ剥がれて、その下の狂気の素顔が徐々に見えてくる筆致は、さすがディーヴァーだと今回も唸らされます。
毎回思います、この作品も晤郎さんに読んでいただきたかった。

潜入中、実に魅力的な人物も数名出て来ます。
この人たちに出会えたことも、この作品を読んで良かったなぁと思わせてくれましたね。
全体的にもうお腹いっぱい大満足の作品となっています。

晤郎さん、私は今年も読みましたよ。
晤郎さんに届きますように。

ジェフリー・ディーヴァー 魔の山
文藝春秋から出て、本体2500円プラス税
お薦めします、魔の山。

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