音楽~失われゆく江戸の面影2

☆晤郎さんが遺そうとした歌の世界に重ねて

そういえば、「みとせの流行り歌」シリーズもずいぶんここでやって無いですね。
まぁ、忘れてるわけじゃ無いんですけど、あと二年お待ちくださいね。
もう少しきちんと筋道立てて書き遺して行きますので。

晤郎さんは多くの歌人を紹介して下さいましたね。
そういえば、以前は加藤登紀子さんや大橋純子さんもよく晤郎ショーにご出演なさってました。
ゲストも様々でしたが、晩年は、、、正確には晤郎さんが御自分の残りの命の時間を意識されるようになってからは、特定の歌い手さんに注力されました。

その最たる形が「明日への贈り物」。
まぁ、嶋三喜夫さんは別格として。
そうだ、五木ひろしさんは超別格ですね。

遺したい歌。
大きく羽ばたいてほしい歌人さん達。
そこへの思いに晤郎さんは文字通り、命を削って私達に歌の大切さを教え伝えてくださいました。

歌って、何なのだろうって思います。
良い歌は思い出と共に私達の中で一緒に成長し、別の物語を紡いでくれたりします。
支えになってくれることも多いんですよね。
不思議です、まるで生き物です。
晤郎ショー ホール公開 夏川りみさん

面白い話があります。
明治時代に、西洋音曲を日本が取り入れ始めた時分の話。

当初はその西洋音曲を「音学」と表記したそうです。
それがなぜ、音楽と言う表記になったのか。

どうもそこには、江戸で暮らしていた人々の意見が有ったらしいんですね。
いわば、江戸の生き残りの方々。
「音学だぁ、、べらぼうめ。音曲って言やぁ楽しむもんだろ。じゃぁ音楽で良いじゃねぇか。」ってな具合で。
そんな声が大きくなって、音学は音楽となったらしいんですね。

なるほど。
音学ではどうも硬い。
明治を生き抜いた江戸の名残の方々に感謝であります。

音楽。
晤郎さんの遺してくだすった音楽を、これから少し聴いて眠りの準備に入ろう。
あ、そうだ。radikoでこの前のリアルタイムをもう一度聴くかな。
ゲストが、走裕介さんで、晤郎さんの事も語ってらっしゃったから。
日高晤郎クリスマスディナーショー

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