圓生百席
☆六代目 三遊亭圓生さんの遺したかったもの
決して裕福ではないのですが、未来への自分への投資として、圓生百席を買いました。
買ったと言っても現在完売で、生産もされていないので、中古品です。
それでも結構なお値段でした。
そして文書資料も都合20冊程度。
新装版を買っていたのですが、それとは別にどうしても読んでみたかった約60年前の初版の数々。
それら資料に目を通し耳を傾け気付くことは、圓生さんと晤郎さんの相似点の多さ。
そして芸への姿勢と視線。
圓生さんを読んでいて聴いていて、私の中で晤郎さんと重なり、まるで晤郎さんを聴いて読んでいるよう。
最近特にハッキリ、圓生さんの想いが見えてくるようになりました。
江戸の文化や言葉、そしてそこから生まれた話芸を後世に遺したいという強い思い。
遺したい。
この圓生さんの強い思いが、晤郎さんファンの私の胸を打つ。
圓生百席。
そういう意味では、そう高い買い物では無かったんだと思う。