青蛙房(せいあぼう)

 ☆今は無い出版社

ダイヤ書房の話をまだ書きかけですけど、その前に。

ここ一年、特にという感じで古本を買い続けています。
特に、江戸の風を感じられる本が好きですね。

古本の面白い所は、店によって物凄いお買い得なものが見つかる処。
この本この値段で良いんですか??????
なんて驚く出会いがあちこちにある点がたまらないんです。

そんな古本巡りの中で知った青蛙房。
今はもう存在しない出版社ですが、どうにも素晴らしい。
青蛙房

何が素晴らしいかと言うと。
内容は勿論なんですが、製本が素晴らしいんです。
本への敬意が随所に見られ、手にした時の質感が抜群。
装丁も丁寧。

ところで。
私が青蛙房を知ったのは、六代目 三遊亭圓生さんが切っ掛け。
圓生さんの本を探していて出会う青蛙房の本がどれもこれも素晴らしくて。
ただ、この出版社の核は何かといえば、これは落語ではなくて「江戸の考証学」なんですね。
で。
圓生さんの落語と言うのは、江戸の実際の息吹を忠実に再現していて江戸の考証学の一面もある。
だから、と言う訳なんです。
青蛙房

ただその青蛙房。
岡本社長が、晤郎さんが旅立たれてほぼ半年後の2018年9月27日、下咽頭癌により69歳でご逝去。
翌年11月26日。
このようなご挨拶が出されました。
青蛙房
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