精進料理~仁和寺への旅
☆木村善幸 仁和寺特別コンサート風景
16:00。
御室会館お食事処「梵」にて、特別プランの夕食。
私が頼んだのは、精進料理。
会館には木村さんのコンサートに列席される皆さんが集い、それぞれのテーブルで食事。
ところが一人で参加してる私は特等席♬
テーブル貸し切り。
大勢のお客さんとは壁を隔てた窓際♬
つまり。
さっきアイスクリーム食べてボーっと走るタヌキを目撃したテーブルの一個後ろ!
こういう隔離された場所は私のフィールド。
しかも人生初の食べ物を前にするときはこう言う場所が良い。
感謝します仏様なのだ。
人生初の精進料理が来た。
これがまた、驚くぐらいに美味しい。
お品書きが無かったので、想像で食べた。
見た目に騙されてはいけない。
精進料理だ。
鮭のお刺身が出るわけはない。
これも修業だ目を閉じて食べてみた。
視覚情報を遮断すると味覚がガンバル。
「こんにゃくだ!!」
そして目を開き食べてみるとなんとなくサーモン。
我々は一体、どれぐらいの見える者たちに騙されて生きているのだろうなどと考えつつ、旨い!
こういう妙な食べ物も有った。
当然何か分からないが、美味しかった。
しかし一人隔絶テーブル。
こういう事をやりたくなる。
これは性分というモノである。
精進ベイビーと名付けてみる。
誰にもバレずに美味しく頂いたぜベイビー♬
それから、こういうモノも有った。
ちまき??
はて、、、ちまき??
ちまきは精進料理???
そう思いつつ、開封。
もち?
はてさて、、、もち??
まてよ、、、これにも行けるぞと、、、
どうも性分なので仕方がない。
顔を描きたくなるのだ。
笹小僧と命名しました旨かった。
そんなこんなで誰とも会話せずに、精進料理とだけ向き合って味わった時間。
大満足。
私の背中側の壁の向こうすぐに、晤郎さんファンのご夫妻。
私の尊敬する晤郎さんファンの大先輩。
食事が終わってあれこれおしゃべり。
こうして静かにコンサートの色彩が鮮やかになって行く仁和寺の夕暮れ。