グループシンク(プーチンと日高晤郎さん)

☆現ロシア分析のニュースから

もちろん、毎日のニュースは見ています。

主にインターネットから。
気なる事項が見つかったら、ツイッターで検索して、あとはテレビとラジオ、そして新聞。
新聞が一番どうでもいいかなという感じ。
テレビは画像を伴った嘘を気づけるかの練習程度。
やはりインターネットからが主になってきましたね。
ただし玉石混交でありますから、こちらも自分の観察眼が試されます。

さて今日。
ロシアの侵略戦争に関して、こんな言葉が目に付きました。
「グループシンク」
現在のロシアは、グループシンクに陥っているというのです。

グループシンクってなんだ??

☆グループシンク

「集団浅慮」という訳になるらしいですね。
集団で陥る浅はかな考えや決断、とでも言うのでしょうか。

おもしろそうなので、ちょっと調べてみました。

この言葉。
社会心理学者のアーヴィング・ジャニス(カリフォルニア大学)が、1972年に提唱した概念なんです。
簡単に言うと、急いで集団としての結論を出そうとするあまり、その結論が正しいかどうかを分析する能力が著しく欠けてしまう現象の事。

グループシンクの特徴的な8つの症状は以下の通り。
1,自分たちのグループへの過大評価
2,度を過ぎた楽観主義と、道徳や倫理を無視する。
3,外部のグループの弱点を過大評価し、能力を過小評価する。
4,外部からの意見や警告を無視する。
5,都合の悪い情報の遮断。
6,自分たちのグループに異論を唱えるメンバーに圧力がかかる。
7,自分たちのグループに疑問を持たないように自己抑制をかける。
8,全員の意見が一致していると思い込む。

これに現在、ロシアが陥ってるというニュースだったんですが、読んでなるほど、でありました。
結果、グループシンクに陥ったグループ(集団)は、リスク管理能力を著しく低下させ、間違った判断を引き起こし、自分たちのグループ全体を大きなリスクに曝してしまうということになるらしいんですね。

☆グループシンクが起こる原因(要素)

A,集団凝集性と秘密性が高い組織であること。
凝集性(群れようとすること)の高い集団内では、群れの雰囲気を壊すことになるので反対意見を発言しなくなる。
また秘密性が高い集団内では、そこでの会議内容などを公表しないので、外部からの確認作業や情報提供が行われず、その集団独自の決定がなされる。

B,強力で強権的なリーダーの存在。
反対意見には制裁が加えられる場合があるので、メンバーがリーダーの顔色を窺うようになり、個人の意見が反映されにくい環境が出来上がる。

C,多くのメンバーがストレスを抱えている。
人間関係や決定時のプレッシャーから逃れたいので、充分な検討をせずに決定事項が出来上がっていく。

これ、、、ロシアだけの話ではないですね。

☆グループシンクの是非

ここまで書いてきたように、確かにグループシンクは、国や職場や学校などでは全くマイナスなものでしょうね。
ですが、日高晤郎ショーも、グループシンクに該当しますよね、冷静に見て。

ならば、日高晤郎ショーは悪か?
違いますよね。
まぁ、外部のアンチの方には悪だったでしょうが、私たち晤郎さんファンは楽しかったし学べたし支えだった。

どうもグループシンクは、組織にはマイナスに作用するけれど、芸やスポーツなどにはプラスに作用するんじゃないかって思うのですよ社会心理学者のアーヴィング・ジャニスさん。
でなければ、良い芸は育たないし、お客の見巧者は育たない。
うむ、今日は自分で自分の結論に納得したのでこれでおしまい。

グループシンクには、マイナスだけでなく、プラスのグループシンクもあるのだというのが私の結論。

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