日高晤郎さんと藤山寛美さん

☆先日の紐解く日高晤郎ショーを受けて

先日STVラジオで放送された「声で紐解くウィークエンドバラエティー日高晤郎ショー」を受けて、素人の私がまことに僭越至極ではありますが、ほんのちょいと話を進めてみましょう。
今日は個人的に時間に余裕がありますので。
題して「言葉で紐解くウィークエンドバラエティー日高晤郎ショー」

☆切り花の命

番組で、藤山寛美さんを語る晤郎さんの語りが流れました。
その中で、芸人の切り花に対する思いを語る場面がありましたよね。

晤郎さんが芸人として大事にしていた考えがあります。
それは藤山寛美さんが大事にしていた言葉です。
「舞台があるときに贈られる花、あれは芸人にとってその時の芸がその日に死んでいくという弔いの花や。」

そう。
その言葉、晤郎さんも良く仰ってました。

一人の芸人として、晤郎さんは芸人藤山寛美さんに敬意を持ってらっしゃった。
もしかしたらその原点は、ここにあるのかもしれないなという一本の映画があります。

座頭市逆手斬り。

☆座頭市逆手斬り

1965年公開の大映映画。
もちろん主演は晤郎さんのお師匠さんである勝新太郎先生。
勝新太郎先生と藤山寛美さん

ここに偽座頭市として出演されているのが藤山寛美さんでした。
作品自体は短めで、もしかしたら撮影したストーリーを大幅にカットせざるを得なかったんじゃないだろうかと思わせる節もありますが、寛美さんの登場場面は多いです。

また勝先生との共演で、晤郎さんもかなり気になってご覧になっていたのではないでしょうか。

この映画の公開年。
晤郎さん、、、いや細谷新吾さんは大映を退社。
役者を辞められた年に公開された作品だったんです。
この時の晤郎さんの心境に思いを馳せてみてください。
弔い花、この言葉が一層晤郎さんに響く一つの背景かもしれません。
勝新太郎先生と藤山寛美さん

舞台の間(ま)。
芸人としての生き方。
これらを間接的に藤山寛美さんから教わっていたという晤郎さん。
「舞台があるときに贈られる花、あれは芸人にとってその時の芸がその日に死んでいくという弔いの花や。」

週末、座頭市逆手斬りをもう一度観てみようと思います。
みなさまも是非。

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