年末雑感~ビデオとラジオ
☆三船敏郎さん
まず映画の話。
晤郎さん関連のブログで映画の話をするというのはどうも気が引けるのですが、私的感想ということで。
昨日、三船敏郎さん関連の映画を三本観ました。
「用心棒」
「椿三十郎」
「座頭市と用心棒」
流れに任せての三本、結果的に大満足でした。
まず、「用心棒」
観るのは25年ぶりぐらいでしょうか。
やはり若い時分に観た時と感じるものが違いましたね。
味わい深い。
寂れた宿場町の様子。
用心棒の達観した趣のある人生観。
敵対する博打打の風情。
観終わった後の爽快感と余韻、全て良かったです。
用心棒に惚れ込んだので、その勢いで迷わず「椿三十郎」
こちらは初めての作品。
用心棒の主人公が次の旅で遭遇するお家騒動。
絶妙なのは、作品中に一度も用心棒と同じ主人公と明言されていないのに、仕草や台詞で観客に同一線上の作品と視える展開が用意されてる。
ちょいと出てくるだけの脇役陣が個性的。
映画に一切描かれていないその人物の背景が浮かび上がってきます。
最後に出てくる茫洋とした城代家老の陸田、この方の存在感といったらもう。
この方がこういう人物だから、奥方も娘もそうなのだなぁと妙に感動。
用心棒の余韻増幅という素晴らしい作品でした、もう一回観ます。
ここまで来たら、どうしても晤郎さんのお師匠さん。
勝新太郎先生の映画「座頭市と用心棒」が観たい、というわけで。
三十郎の描写が、黒澤映画から勝プロダクションに替わるわけです。
夢の競演ということで、本作品は座頭市シリーズ最大のヒット作となったようですね。
三十郎を軸に観てみると、黒澤作品と比較すると人物描写がまた違う。
人物背景よりも映画のダイナミックな流れに目を取られます。
互いに「バケモノ」「ケダモノ」と言い合う関係性もなんとも味わい深かったです。
☆田村みなみさんと気象協会二本柳さん
先日のSTVラジオのリアルタイム。
年内最後の放送でしたね。
お客さんからのリクエストで、晤郎さんの街の灯りも流れましたね。
そしてお天気のコーナーで、この日の担当が日本気象協会の二本柳さん。
二本柳さんと言えば、元ランラン号キャスタードライバーで、日高晤郎ショーでもお馴染み。
つまり田村みなみさんとは、遠い先輩後輩で晤郎さんつながりでもある。
このお二人の阿吽の呼吸の会話。
なんともこちらも味わいがありました。
もう少しの期間ラジコフリータイムで聴けますので、未聴の方は是非。